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殺し合う家族

殺し合う家族

殺し合う家族

作家
新堂冬樹
出版社
徳間書店
発売日
2009-03-18
ISBN
9784198626983
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殺し合う家族 / 感想・レビュー

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nobby

読みやすかったが、何とも胸糞悪さ極まり読了…洗脳というより恐怖からの逃避、自己防衛…それをポイントとかランクとかで描く軽薄さを、あくまで傍観するに留めたい…他には何もない…考えたくもない…

2016/11/13

モルク

「消された一家」「ケモノの城」「修羅の家」と、この手の事件については免疫をつけてきたつもりだった。だが…。標的にした人のみならず、その家族をも引き込み、お互いに憎悪させ「反省会」を正当化する。自分が手を下さなければ「殿」のご機嫌を損じ今度は自分がやられる側となる。親子であろうが陥れ、何とか自分だけは這い上がろうとする。そして決して自分では手を下さず、命令もしないが、そうせざるを得ないようにしむけ絶対的な存在として君臨する富永。こいつの狡猾さがクズ!逃げられないように洗脳し退路を絶つ。あぁそれにしても…読了

2020/10/25

takaC

気分悪し。年とったせいか人殺しモノへの耐性が下がったかも。

2016/12/10

PSV

北九州の事件を元にした作品。新堂冬樹の作品はいつもそうだが、文章は下手だけど読ませてしまう力があるので好きです。あと、九州の言葉の使い方が全然自然じゃなくて、なんか読みづらかった。とりあえず内容は、現実の松永を元にした人物のゲスっぷりが際立っていた。特にあの言い回し方がすごく厭らしくていい。マインドコントロールだけど、それはそこまでいってないんじゃないの、て感じ。薄っぺらな言葉に踊らされた単純な人々、みたいな。あと、実際の事件のほうが残虐。特に死体の処理方法とか。  ★★★☆☆

2012/11/10

ミロリ

フレッシュすぎる表紙、内容通りのタイトル。北九州監禁殺人事件を扱った他の作品も読んで比較したい。新堂さんのことだから大いに脚色されているのだろうと思い込んで残虐シーンを乗り越えてきたけれど、それがほぼ忠実通りだったなら、本当に怖い。こんなことをする人間っているんだな……洗脳パワー恐るべし。貴子の暴走にヒヤヒヤしていたところ、優太くんの行動には救われた。富永に出会わなければ、家族はそれなりに人間らしく生きれたはずだと思うと、彼が憎い。残酷すぎて逆に興味津々で取り憑かれたように読んでしまった。

2014/07/19

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