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ヒマワリのキス

ヒマワリのキス

ヒマワリのキス

作家
樋口直哉
出版社
徳間書店
発売日
2009-11-19
ISBN
9784198628444
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ヒマワリのキス / 感想・レビュー

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ちょこまーぶる

ちょっぴり期待外れだったかなと思った一冊でした。何故かというと「ヒマワリのキス」という表題から勝手な妄想で頭の中が一杯な状態で読んでしまったからなんですよね。濃厚で甘~い恋愛小説を期待しちゃったんですよね。失敗しましたよ。でも、読み進めていて主人公の姉ルカの死は、個人的には取って付けた感があるんですが、悲しい場面でしたが、最後の最後でルカという名前表記を流花としたことにも今一つ納得いかないなぁ~と思いました。それにしても、絵画って時代の出来事にその存在を脅かされているもんだんだと強く思いました。

2017/08/09

あおけん

この方の作品を読むのは多分初めてです。図書館でタイトルと表紙の雰囲気に惹かれて借りてみました。生き別れ状態だった姉弟が偶然から出会い一緒に暮らし始めます。絵画の描かれた謎に纏わるミステリーっぽい話でした。殺人事件でもないですが周りの人がいっぱい亡くなるなあ〜って印象です。日常生活が淡々と描かれている感じは、好みでした。

2022/12/18

おれんじぺこ♪(16年生)

絵画を見ると、その奥に存在するもの(こと)が見えてしまう大学生の男の子。ミステリーなのか?(笑)静かに静かに物語が進んでいくのですが、なんだか物足りないというか…。登場人物のキャラクターに深さというか魅力を感じなかった。伝わってこなかった、残念

2014/08/05

絵にまつわる謎を解くミステリ?には物足りず、恋愛小説ともいえず…。設定はノルウェイの森っぽい。ハルキさん、好きなんだろうなあ。彼の本をここのところ立て続けに読んでるのですが、窓に雨が当たって、玉になって、他のと重なって流れていく描写が全ての本に複数回入ってる。なんでなんだぜ…。

2014/09/12

ハルト

幼い頃別れた父の死がきっかけになり再会した姉弟。父と姉と主人公である弟と。姉と弟の抱えた、叶うはずのない想い。出会い、関わった人の死。それが静かで透明な哀しさを作品に与えているように思えた。絵画に残るさまざまな思いを感じとり、それを巡る小さな謎を解いていく過程はミステリのようでもあった。死という別れがあるからこそ、より人は誰かと寄り添い、気持ちを分かち合いたいと願うものなのかも。絵画も人も在り続ける限り、そこに宿った思いは生き続けるのだろう、きっと。さよならは、やさしい言葉でもあるのかもしれない

2010/01/14

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