夢曳き船
夢曳き船 / 感想・レビュー
十六夜
大博打を打った親分のため、渡世人 暁朗は熱田湊から700本の杉の木を江戸まで回漕するが・・・ 時化の海に翻弄されながら、男達が死ぬもの狂いで材木を江戸まで運ぶ・・・というお話しですが正直、「どっかで読んだことある設定だよな~」と二番煎じ感が。ある意味オチもわかっているので、手に汗握るハラハラ感もさほどなく、淡々と読みました
2010/03/04
ちゃかぱん
・血のつながりのない者の災難を夢に見た時は、見た者がひたすら精進に励む責めを負う。 (本文より)
2010/03/24
ayame
江戸時代の固有名詞や、登場人物の仕事や役割が現在と違っているので、結構難しかった。でも、約150年前にはこういう人たちや世の中があったというのが、ちょっと不思議だったり、勉強になった。そして、登場人物の男気のかっこいいこと! この時代の渡世人の、男意気を見た感じだ。著者の作品の中では、有名な方ではないようだが初めて読んだのがこの話だからか、本を広げると、一気に江戸時代に入っていって、楽しかった。面白かった。
2014/01/28
蕭白
久しぶりに一力さんの小説を読みましたが、題材が代わっても熱いですね。直向に前向きに進んでいく主人公の姿はとても清々しかったです。
2010/10/17
シャコンヌ
熊野杉七百本を尾張熱田湊から江戸品川へ廻漕する…貸元の恒吉から与えられた使命を、命を賭してやり遂げようとした代貸の暁朗。背筋がピンと伸びた男たちのお話です。
2010/07/17
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