失踪入門 人生はやりなおせる!
失踪入門 人生はやりなおせる! / 感想・レビュー
Aya Murakami
父所蔵の本。 失踪と一言で言っても、野宿とかホームレス暮らしをするのだからほぼサバイバル状態の生活を強いられることになる。食べてみたらカビが生えた代物だったりトイレに事欠いたり…。そして中塚さんの場合はサバイバルの舞台が極寒の北海道なので…。別の作品で都会の中に自然環境を造成して野性味あふれる生活をパフォーマンスとして行っている過激派環境保護団体の小説がありましたが、パフォーマンスと本物のサバイバルでは身に降りかかる危険度が違いすぎますね。
2018/06/11
gtn
どこまでものめり込んでしまうあたり、中塚氏と香山リカ氏、よく似た姉弟である。
2020/06/16
小鈴
香山リカの弟で様々なビョーキ持ち(精神科のヘビーユーザー)の中塚圭骸氏との対談集。最初は吾妻ひでおの失踪についてアレコレ聞いていたはずが、中塚の発病、姉弟関係についての話になっていく。香山リカと弟の行き先が余程気になるわい。あ、ホームレスの最初の壁はポリ袋を開けることより、ポリバケツの蓋を開ける方が高い壁だそうです(笑)
2010/04/04
さらば火野正平・寺
私自身、吾妻ひでおに何の思い入れも無いので、『ああ、この人カリスマなんだな』という気分だが、この本は押しかけ弟子・中塚圭骸(香山リカの実弟)に圧倒される。自身の事をやたら饒舌に語る。なかなか凄いキャラクターである。掲載誌の編集長との鼎談だが、サブカル知識がちょいちょい鼻につく。読むのを止めようかと思いながらも最後迄読まされたのは、やはり魅力的だったのかも。吾妻ひでおのラストの言葉は感心。
2013/02/08
朱音
吾妻氏の失踪体験の「弟子」となるべく中塚圭骸氏と対談形式で…というはずがだんだん中塚氏&姉・香山リカ氏の話になっているが、かえってそれが興味深い。香山センセ、精神科医なのにご身内もご自分も病んでいてそれでいいんだろうか?SFとテクノと、互いの不得意分野になると話を変えようとするところなどなんだかみんな(編集者も含め)お子ちゃまっぽい(笑)吾妻氏にはゆっくりのんびりと漫画(できればSF系統の)を描いていただきたいんだけどなぁ。
2010/12/25
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