逆想コンチェルト 奏の1 イラスト先行・競作アンソロジー Inspired by Yoshimi Moriyama's Illustrations
逆想コンチェルト 奏の1 イラスト先行・競作アンソロジー Inspired by Yoshimi Moriyama's Illustrations
- 作家
- 出版社
- 徳間書店
- 発売日
- 2010-06-17
- ISBN
- 9784198629649
逆想コンチェルト 奏の1 イラスト先行・競作アンソロジー Inspired by Yoshimi Moriyama's Illustrations / 感想・レビュー
Natsuko
イラスト先行競作アンソロジーの文言に惹かれて。2枚の同じイラストを見て作家3人が短編を競う。森山由海さんのイラストが幻想的で素敵、ただし抽象的で不思議なテイストなのでほとんどがSF寄り。ロボット、AI、近未来社会・・・普段あまり読まないジャンルなので新鮮ではあったが進みは遅かった。新井素子さん、たぶん数十年ぶりに読み、既読本とのイメージの違いにもう一冊読みたくなった。
2021/04/29
眠り猫@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
まずイラストありき、で、お話を肉付けしていく 小説家ともなるろ、こんなこともできるんですね~ 面白い試みではありましたが、イラストの雰囲気がどれも似たり寄ったりだったので、肝心のお話も似たり寄ったりな雰囲気に・・・ イラストの種類をもっと多様にすればさらに面白いものができそう
2010/09/06
雪守
普通とは逆にイラストを基に小説を書くというアイディアが面白かったです。大きく分けると、抽象的なイラストからイメージを膨らませた話、イラストそのものが出てくる話の二つ。特にお気に入りは2編。新井素子「つつがなきよう」、皮肉が利いていて良かったです。久美沙織「トリックショット」、ファンタジー混じりのスペースオペラかと思いきや綺麗なオチで楽しめました。
2010/08/31
けいちゃっぷ
森山由海(別名:フジワラヨウコウ)のイラストからイメージを膨らませて書き上げた12編。 山田正紀のが載ってるから読んでみた。 さすがに頭一つ抜きんでている。 その突き抜けぶりを、その放り出しぶりを見よ。 他の作品も悪くはないけど、短くて読みやすいのが多かったけど。 320ページ
2012/04/16
いちはじめ
この種の企画物は作家個人の短編集にもなかなか収録されにくいので、こうしてまとめてもらえるのは嬉しい。先行イラストの画風のせいか、どの作品も似たような傾向(暗めのホラー系、メタフィクション風)になっているのは興味深いと同時に少しもったいない感じ。もっと作家によってバラバラの方が競作の醍醐味を味わえると思うのだが。
2010/06/21
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