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さよなら的レボリューション 再見阿良 (ツァイチェンアリャン)

さよなら的レボリューション 再見阿良 (ツァイチェンアリャン)

さよなら的レボリューション 再見阿良 (ツァイチェンアリャン)

作家
東山彰良
出版社
徳間書店
発売日
2010-07-16
ISBN
9784198629830
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さよなら的レボリューション 再見阿良 (ツァイチェンアリャン) / 感想・レビュー

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あなほりふくろう

タイトルからもしやと思ったらやはり、佐野元春。「ガラスのジェネレーション/さよならレボリューション/つまらない大人にはなりたくない/So one more kiss to me」中国の大地にあってこのクソッタレな世界の現実を受け入れつつある中、阿良が最後に取った行動はそんなつまらない大人になってしまうことへのちっぽけな抵抗だったんじゃないか、そんな風にとれた。時には自堕落でアホで幼稚な振る舞いも、そうしたことから足掻いてるのかと思うと、いつまでも足掻いていろ、そうエールを送りたい気持ちになった。

2016/01/07

Syo

う〜む。 やっぱり読んでるかな。 この読書メーターに 書き込む前に読んだ本は タイトルだけでは 思い出せないからなぁ。 東山彰良。 一筋縄では、いかない。 クセが強い。 いろいろ考えさせられる のよねぇ。 中国。 それは、あんまり関係ないのか。

2018/07/11

わった

直木賞作家となった東山先生の作品。初めて読みましたが、大変読みやすかったです。精神的に問題を抱えていた少年が引きこもりとなってしまい、少しずつ自分を克服していくストーリーに見えました。学校に通えなくなっても、高校を一か月足らずしか通えなくとも、自分の身を守るための武器が痛々しくとも、諦めず、父親の助言通り今を後にしながら進んでいき、少しずつ社会性を身に付けて立ち直っていきます。一度躓いてしまったら立ち直れない日本から出て中国の地を踏み少しずつ変わっていく様子に勇気をもらったような気がします。

2016/05/02

まつじん

ひきこもり文学の新たな境地なのでしょうか。 自意識過剰な若者の暴走譚でしょうか。 最後は中国の大波にさらわれてしまいましたとさ。

2011/03/19

エムパンダ

『流』で著者の虜になってからいろいろ読んでいるが、この作品から入っていたらあまりはまらなかったかも。でも何作か東山ワールドをこなした上で読むと、この疾走感とグイグイ読ませる勢いが快感になる。『どの口が愛を~』『女の子のことばかり~』もそうだけど、自意識の塊で性欲に突き動かされる二十歳前後の男子の悶々とした日々を、どうしてこんなにさらっと重くならずに書けるんだろう。ハチャメチャになりがちな展開なのに、壮大なスケールになるのもドラマチック。

2023/09/05

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