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地を這う祈り

地を這う祈り

地を這う祈り

作家
石井光太
出版社
徳間書店
発売日
2010-10-20
ISBN
9784198630430
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地を這う祈り / 感想・レビュー

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佐々陽太朗(K.Tsubota)

私は世界にこのような現実があることを知っている。しかし見ないようにしている。直視したくないのだ。見たところでどうなるというのだろう。毎年、ユニセフやワールドビジョンにささやかな寄付をする。しかし、それでいったい何か変わるというのか。大海の一滴、空しいだけ。自分の気持ちに折り合いをつけるためのごまかしに過ぎない。この世は地を這う祈りで満ちている。祈りはけっして神に届きはしない。神様だってそんなに沢山の祈りに応えられはしない。神も仏もあるものか。

2014/09/26

HIRO1970

⭐️⭐️⭐️石井さんはレンタルチャイルドと絶対貧困に続いて3冊目です。本作はいつもの渾身の潜入ルポではなく、過去の作品全体を包括したザ☆石井光太とも言うべきダイジェスト版でした。石井さんのひととなりはよく解りますが、その分焦点がいつもよりボヤけて解りづらい感じがしました。後書きの体臭の話と卵の話が一番心に響いた実体験だと思えました。また次回に期待します。

2016/02/19

ちゃとら

石井光太さん3冊目⁈ノンフィクション作家⁈ルポライター⁈の認識だったが、彼の初めての海外旅行が大学一年の時のアフガニスタンの難民キャンプだったと知り、改めて驚いた。そして貧しい国の障害者やストリートチルドレンの取材の時は 同じ障害を持つ人を通訳で雇ったり、その土地の人を恋人にする!またまたびっくり⁉️直視できないような悲惨な状況下にある子供達も多数。他の国の事だけれど、せめて事実を知ることは必要だと思いました。

2019/10/28

Maiラピ

一頁読み終える度に深いため息が出た。敢て目を背け、知らないで生きる選択もあると思う。でも同じ地球に住む一人のヒトとして、知るべきことだと思う、自分が同じ時を生きる惑星でどんなことが起こり、どんな状況であるのかを。なにかを思い行動するそのファンデーションとなる部分にいつも留め置き、このままでいいわけない!なにか間違っていると自分に問いかけたい。。。けど、日々の暮らしにそういう問題意識も薄れ、自分らのことで精一杯になり、資本主義に埋没してしまう現状です。。。まず知ることかな。

2011/12/13

ちゃんみー

あらゆる途上国の様を知ると感想なぞ書けないが、日本に生まれて良かった。

2016/08/29

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