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詩の礫

詩の礫

詩の礫

作家
和合亮一
出版社
徳間書店
発売日
2011-06-16
ISBN
9784198631932
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詩の礫 / 感想・レビュー

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Maiラピ

穿った感想を持ってしまった。震災とツィッターが生んだ数か月だけのヒーロー。。。って感じ。なんか自分に酔ってる感がして。。苦手。でも折に触れて震災の本を読まないと忘れちゃうって言うか…慣れちゃう自分が居ます。

2012/02/15

koba

★☆☆☆☆

2019/04/28

彼岸花

東日本大震災。今年は政府主催の追悼式は中止、被災地でも簡素化された。このもどかしさを伝えたく、震災関連の本を読み、レビューにあげようと思った。この本はあまり知られていないようだが、震災後初、福島在住の筆者の慟哭の記録である。9年経過したが、私自身体験した、恐怖の記憶が甦ってくる。暗黒の日々を、幾夜重ねたことだろう。『明けない夜は無い』心に響いた言葉である。福島に降った放射能はどれほどか。この先何年も何十年も、失われたものを取り戻すことは難しい。『復興にゴールはあるのか?』被災者の発言に、胸がとても痛んだ。

2020/03/11

オサム兄ぃ

4回目の3・11忌に。NHKの番組で東北の子どもたちに寄り添う姿を拝見し、ツイッターをフォローしている。本書には福島から発信された現代詩の数々が収められている。発生か直後の3月16日から5月25日まで、20回。言葉の「礫」が読者に突き刺さる。「放射能が降っています。静かな夜です。」「あなた たいせつな あなた / 私はあなたを想っています 深い森の谷の底で あなたのフルサトの入り口で」「明けない夜は無い」。心に刻もう。積みあがる死者・不明者数に呆然とし、計画停電の闇に恐怖した日々を忘れないために。

2015/03/11

ゆにす

テレビや新聞のコメントでお見かけする和合さんに好感を持ったので、読んでみました。リアルタイムでこの言葉を受け止めていたらな、とても重くて感じ方も違っていたのでしょうね。余震がすごく多かったんだなぁ、11日だけでなくずっと怖かったんだなぁと思いました。読み物としては、詩というより詩を書くための素描みたいな感じだと思いました。5年くらい経過して少し落ち着いた作品を改めて読ませていただきたいです。放射能を「猫」と表現していたのには納得いかないなぁ。猫は心傷ついている人にはそっと寄り添ってくれる優しい生き物です。

2012/08/22

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