実録! あるこーる白書
実録! あるこーる白書 / 感想・レビュー
Aya Murakami
父所蔵の本。 アル中にも人に暴力を振るわないいいアル中と人に暴力をふるう悪いアル中がいるそうです。西原さんの旦那さんは悪いアル中だそうです。西原さんの旦那さんは最終的にガンで亡くなるそうですが、医者を通じて「西原さんに看取ってほしい」と…。男って身勝手だなぁ…。相手にはさんざん暴力をふるって自分だけ楽したいとか…。
2018/06/09
ネギっ子gen
吾妻ひでおの「あとがき」に、「ギャグまんが家ってやっぱり芸人なんですね。私も自画像はあんなですが本人、無口で暗くて他人の眼を見て話ができません」とある。うぐ……「アル中って鈍感で周囲にどんだけ迷惑かけてるか自覚してないやつが多い」には、襟を正す思い(汗)。サイバラの「体は一向に疲れていないのに、脳みそだけ疲労しますからね。こういう生活を二十年も繰り返していたら、それはやっぱり壊れますよ」と言う台詞、重い。手塚先生や石ノ森章太郎などが60歳過ぎで亡くなったし、赤塚不二夫も壊れてたし…。生きるって、大変だ……
2019/12/11
さらば火野正平・寺
これは良書!私も昔、毎日深酒していたが、あれは依存であったと思う。アルコール依存症というのは誰が罹ってもおかしくない病気なのだ。日本一有名なアル中漫画家吾妻ひでおと日本一有名なアル中の家族西原理恵子に元アル中の月乃光司が加わり実に実のある面白い話を真面目にしてくれる。鴨志田穣のアル中時代のリアルな姿は笑えない。それを笑いにした芸人魂は改めてすごいと思う。しかし世の中のアル中への理解はまだ浅い。
2013/09/27
kera1019
三者三様にお酒の問題抱えてて、当人もそれを支える周囲の人間もボロボロにする依存症という病がリアルに読めます。周りに迷惑をかけ尽くして底付きになってやっと否認からの脱却、入院治療を経て断酒しても激しい離脱症状、社会復帰やスリップに対する不安など、完治というゴールが見えない依存症を乗り越えるには生涯一滴も飲まないという事しかない。回復率が20%くらいしかないと言われる依存症を考えると飲まないという幸せを見つける難しさはハンパないと思う。
2014/09/13
鱒子
図書館本。あじま&サイバラ&月乃光司さん(この方のことは全く知りませんでした。アルコール依存症について多岐にわたり活躍されている方のようです。) 3名による鼎談。吾妻さんと西原さんは、漫画でアルコールの表現をされてきましたが、いわばそれは、ギャグ漫画家としてのエッセイ。トークになると今まで見せなかった真剣な面が現れて、とても興味深かったです。ワタクシ最近酒量が増えたんで、自戒のために読んでみました(-_-;)
2017/05/20
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