イッタイゼンタイ
イッタイゼンタイ / 感想・レビュー
KAZOO
吉田さんの「月とコーヒー」「それでも世界は回っている1,2」を読んでわたしのフィーリングにあった気がしたので、しばらくこの作者さんの作品を探索しようと思いました。この作品も長編のようではたまた連作のような不思議な感じがします。はっきりとした筋らしいものはあまり感じられませんがさらっと読めてしまいます。ふしぎな小説だと思いました。
2023/12/31
ユメ
篤弘さんのつける章題が好きなので、目次を眺めるところからもう読書は始まっている。衝動に突き動かされてこわれたものを修理する「なおし屋」の男たち。そして、その男たちをなおそうとする女たち。これは人類史上前代未聞、男と女の戦争なのか。最後まで読み終えても、全貌は掴みきれない。そこで響いてくるのが「曇り空の独奏者」に登場する男の言葉。「偶然を孕んでいないものなど何の価値があるでしょう?」偶然があっちへこっちへ転がった先に明日がある。この壮大な物語の始まりも偶然なのだとしたら、生きるとは愉快なことだと私は思う。
2016/07/03
ケイ
吉田篤弘三作目。なんだろう、全然違う作家が書いたみたい。甘さとか優しさとかどこにもなく、前半では何の陰謀があるのか悩むばかりだった。物を直すと、製品が売れなくなるって、当たり前で、普通は新しい商品は、男が欲しがるもの。なのに、男たちが直し始めるのに対してとられた政策がとこまで本当なんだか…。難解で、頑張ってはみたが、解読は出来ませんでした!ってところかなあ。
2013/09/27
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
一体全体どうなっているのか、それは読んだ人にしかわからない。いや、読んでもわからない。世界は混沌としたものによって、流されているんだな、時間とともに。
2019/06/05
魚京童!
なんかすげーいい文句思いついたんだ!夢の中で!なんで現だと出てこないんだろう…。
2016/03/22
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