ふしぎな声のする町で: ものだま探偵団
ふしぎな声のする町で: ものだま探偵団 / 感想・レビュー
KAZOO
ほしおさんの小学生向けの、物語がシリーズで5冊も出ていたのですね。この物語はある意味月光荘の小学生版なのでしょう。「ものだま」探偵ということでモノのたましいの言葉がわかる家族がある町に引っ越してきて(その町はその少女の母親が小さい頃に住んだ町)での出来事が中心になってくるのでしょう。最初は母親がドイツで若いころ購入したかばんの話です。物を大切にするという気持ちが読んでいて起こること間違いなしです。
2022/08/23
はる
面白かったです。優しい雰囲気がいいですね。設定も魅力的。序盤から何か起こりそうな展開にわくわくしながら読みました。現代的な要素を絡めながらも日本古来のアニミズム思想が独特の解釈で描かれているのが興味深い。ものだまたちが優しそうなのがほしおさなえさんらしくていいです。挿絵も好みだし、物語にぴったりですね。
2018/10/02
ゆみねこ
ものには魂が宿る。ものの大切さを教えてくれる素敵な1冊。児童書って、中々侮れません。大人にも読んでほしいですね。
2018/09/24
ゆみきーにゃ
《図書館》ものだま探偵シリーズ一作目。優しくて暖かい気持ちにさせてもらえる本。トランクのものだまの繊細さがまたいい!児童書なのでサクサクと読める。
2016/10/17
アルピニア
何度も話しかけ、大事にされたモノには「ものだま」とよばれる魂が宿る。それは言葉を話すが限られた人にしか聞こえない。主人公の七子は小学五年生。父親の職場のある坂木町に引っ越してきた。そこで出会った同級生の鳥羽はちょっと変わっている。なんと荒ぶる「ものだま」が起こす事件を解決する「ものだま探偵」なのだ。七子は戸惑うが、そんな時七子の家で「ぼんやり病」が発生!さっそく鳥羽とともに捜査をはじめる。騒動をおこした「ものだま」が気持ちを語るところは切なかった。かけがえのない思い出を分かち合ったモノたち。大事にしたい。
2019/02/05
感想・レビューをもっと見る