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天の光 (文芸書)

天の光 (文芸書)

天の光 (文芸書)

作家
葉室麟
出版社
徳間書店
発売日
2014-06-11
ISBN
9784198637972
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天の光 (文芸書) / 感想・レビュー

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それいゆ

艱難辛苦を乗り越えて、最後には読者が期待?する結末が待っているというお決まりのパターンですが、何が物足りないのでしょうか?話が短くて上っ面をなぞっているだけなので、深く感情移入できません。清三郎、おゆき、師匠の浄雲、兄弟弟子の玄達、京の師匠愚斎、おゆきを助ける小左衛門、その息子甚十郎、清三郎たちを助ける万四郎、流罪の僧侶日辰など物語を構成する重要な登場人物の描写があっさりしすぎています。今そこに存在する必然性、それぞれの苦悩が伝わってきません。清三郎を取り巻く人たちの心の底を表現してないからです。

2014/07/14

Mumiu

道を極めるとは?愛するものを守ることとは?もがき続け、ついには辿り着いた男。・・・まあ、かっこいいけどそういう人と人生をともにするのはご遠慮したいf^_^;。時折みられる仏についての説明、わたしにはわかりやすくてありがたかったです。この人の物語は色恋なしの方が魅力的。

2014/09/25

baba

仏師がいかに仏像に仏の心を入れられるか苦悩する。芸術家は作品にこだわり、精進しようと自分自身に我が儘になるが、初めに周囲に理解されずに自分を貫いたことが問題の始まり。師匠の浄雲が片方を得ようとすれば片方は離れると言った通りになる。女心を知ろうとせず全て自分を中心に行動するのが歯痒い。日辰様が強い心を導いてくれて一番印象に残る。

2014/08/25

金吾

△いい話なのだとは思いますが、そもそもの清三郎は甘えが強く身勝手だと感じ、感情移入は出来ませんでした。ただ内面の変化が仏像に投射されていく部分は好きな場面です。

2020/07/09

ちゃむほ

最後が少しだけ泣けました。歴史ものは苦手ですが葉室さんのはサクっと読めて好きです。途中仏関係あるのかな?って思いつつ読んでましたがなんとか結びついてよかったです。おゆきの一途さが健気というか可愛くていいです。なるほど、仏師は木の中にある仏を見てたわけではないのですね

2014/06/21

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