第二楽章: 福島への思い (ジブリ)
第二楽章: 福島への思い (ジブリ) / 感想・レビュー
minimu
【東日本大震災・あの日を忘れない】編集吉永小百合、画男鹿和雄。第二楽章のシリーズに福島が加わりました。詩人は和合亮一、佐藤紫華子、若松丈太郎、そして「詩の寺子屋」より小さな詩人たち。表紙の画は美しく咲き誇る桜並木ですが、その裏を見ると「帰還困難区域につき通行止め」との柵が張られ、すぐ向こうに桜が見えるのに入ることができません。表のように、桜の下で安心して子どもも大人もお年寄りも笑いあえる日が早く来ることを願ってやみません。締め付けられるような思いが詩人たちにより紡がれ、さらに英訳までつけられた1冊です。
2016/03/04
ヒラP@ehon.gohon
「第二楽章」の広島・長崎編は遠い事のように思えても、福島の事は身近に感じられるのではないでしょうか。 戦争の悲惨とは状況は異なるけれど、原発事故も核問題として考えると、決して楽観出来ない脅威が、平和な日本の中にあることに気づかされます。 これは決して故郷を追われた人だけの話ではないと、吉永小百合さんは語っています。 男鹿和雄さんの静かな絵が、印象的です。
2016/05/11
ま
図書館で借りた本。311以降の福島を舞台にした詩を吉永小百合さんが朗読しているものをまとめて、男鹿和雄さんがイラストを描いたもの。つらい現実を前にして、子供たちの前向きさに希望を見い出す。英訳もついているので、外国の方にも読んでもらいたい。詩を読んでいると、吉永小百合さんの声が遠くから聞こえるようでした。男鹿和雄さんのイラストも美しく、読んで良かったと思わされた一冊でした。忘れられない、忘れちゃいけない事を考えさせられました。★★★★☆
2015/11/19
おはなし会 芽ぶっく
小学校の国語科単元で、伝記・ノンフィクションがあるので、担任に紹介。
2019/04/11
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