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赤毛のアンナ (文芸書)

赤毛のアンナ (文芸書)

赤毛のアンナ (文芸書)

作家
真保裕一
出版社
徳間書店
発売日
2016-01-29
ISBN
9784198640859
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赤毛のアンナ (文芸書) / 感想・レビュー

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starbro

真保裕一は新作中心に読んでいる作家です。著者の「赤毛のアン」オマージュ作品。350P超、一気読みしました。ミステリでなくても、リーダビリティに優れている作家だと思いますが、最期が少し尻すぼみでした。児童福祉施設は過去の物かなと考えていましたが、これだけ幼児虐待等の事件が起きていると、現在でも様々な問題を抱えているんでしょうね。

2016/03/12

takaC

真相は明らかにされた。これからどうするのかは読み手の想像に任せますと。ここまで徹底的に「赤毛のアン」と絡める必要があったのか。そういうコンセプトで書くと宣言した通りに書いたということなんだろうけど。

2017/04/08

いつでも母さん

タイトルからあの『赤毛のアン』を連想させる。久々の真保作品。ここまでアンを象徴的に持ってきたか~!と多少引き気味で読了した。庇われたりすると逆にそれが僻みに取れたり、善意の裏側をうがった見方をしてしまうことはないだろうか?しかもその本人が何の見返りも求めず、ただ『優しさ』が欲しかったからという純粋な気持ちからだとしたら・・施設で育った思春期の出来過ぎた少女・安那を取り巻く人々の表と裏を、幾重にも絡む糸をほぐす作業から彼らの忘れようとしていた自分の内面と図らずも向き合う事になるとは。今、私はどちらだ?

2016/03/11

ケイ

そんなに「赤毛のアン」に傾倒していたら、特に高校生にもなってだと、現実世界に対応できるのかな。主人公のアンナに現実感が持てず、最後の巻き返しを期待したけれど、まさかそんな動機とは…。周りも手のひらを返したように、彼女を気にかけるのも、空々しいというか。少しがっかりな読後感です。

2016/08/07

みかん🍊

親を亡くし施設で育ったアンナが障害事件を起こす、施設で一緒だった親友、高校の友人がアンナの為に動き出す、彼女達によって描かれていくアンナは赤毛のアンをリスペクトし明るくおしゃべりに振る舞い、頭も良くみんなに好かれていた、そんな彼女が何故事件を起こしたのか、小学生の頃から人を助ける為に自分を犠牲にしてその為に誤解されたり、嫉妬から悪い噂を流されたり過酷な人生を歩んできた、誰より頑張ってアンシャーリーのように穏やかに幸せになりたかっただけなのに、、今度こそギルバートが見つかり幸せになれる事を祈るばかりです。

2016/03/23

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