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一億円のさようなら (文芸書)

一億円のさようなら (文芸書)

一億円のさようなら (文芸書)

作家
白石一文
出版社
徳間書店
発売日
2018-07-21
ISBN
9784198646554
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一億円のさようなら (文芸書) / 感想・レビュー

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starbro

白石 一文は、新作中心に読んでいる作家です。主人公と同年代で、福岡には地縁があり、金沢は昨年旅行に行ったので、面白く一気読みしましたが、少し冗長過ぎませんでしょうか?直木賞受賞作の方が好い気がします。

2018/08/10

いつでも母さん

面白く一気に読みました~!妻の巨額資産かぁ。夫・鉄平の気持ちに寄り添ってしまう自分がいた。『誰も信じない』最もだなぁと。まあ、落ち着くところへ落ち着いて一件落着って感じではありましたね。そもそも1億円をもらう事が現実味に欠けましたが、ここまでとは言わずとも、夫婦間や家族の中で夫であり父親の存在ってこんな感じ?は、ちょっと寂しいかも。っていうか、妻・夏代が凄すぎる。そんな感じです(笑)そして、金沢行きた~い!

2018/08/29

ウッディ

長年連れ添った妻に48億円の隠し資産があった。あの時、このお金があれば‥それを妻の裏切りととらえ、家族を捨て、新たな地金沢で1人暮らし始める鉄平の未来は?妻の秘密に加え、化学会社創業一族の権力争い、過去の殺人未遂事件、巻き寿司店の立ち上げなど、脈絡なく進行する話は、それなりに面白かったが、小説としては焦点が定まらず、ピンぼけな感じがした。主人公の鉄平、妻の夏代を始め、登場人物の自分の事を正当化しようとする感じに不快感が拭えなかった。まぁ、それがリアリティなのかもしれないが…。まずまずでした。

2019/06/23

Yunemo

著者久しぶりの新作に心躍って。ここのところ理解し難い作品が多かったので、今回は、という興味を持って。やっぱり男は弱いよね。女性のしたたかさばかりが目に付いて、何ともはや。真の意味で娯楽小説を堪能させていただきました。34億円とか1億円をぽっと出しの世界、荒唐無稽であり得ない設定の中で心優しき男の実態が浮き彫りに。反面誰にも許せないタイプの男も。確かにいるいる、と納得感も。家族と義務が同義語の生き方って、でも分かります、それで最後に消失感ばかりが。夫婦の信頼感って何なんでしょうね。いろんな思惑が頭をよぎり。

2018/09/03

あきら

描写がとても丁寧で、まるで物語の世界を旅しているかのようでした。 一億円に対する想像は、宝くじを買った時と似た感情をより具体的に味わせてくれて、ある意味コスパ良かったです。

2020/12/01

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