シネマの神は細部に宿る
シネマの神は細部に宿る / 感想・レビュー
oldman獺祭魚翁
書店で表紙を見て即買いした一冊。押井守監督の好きな映画に対するこだわりが溢れたインタビュー集。犬ならバセット・ハウンド 拳銃はモーゼルC96 男優はウォルター・マッソー 好みが合いすぎです。色々な映画に対する押井監督の鬼姑の様なこだわりが「細部に宿る」楽しい本です。個人的には別に押井ファンではない僕ですが、こだわる部分があまりにも合うので読んでいてウンウンとうなずきまくりです。アハッTSUTAYA行ってこようっとε=(ノ・∀・)ツ
2018/08/29
ぐうぐう
映画評とは違う。好きな映画に関するエッセイでもない。ここで語られているのはタイトルにもある通り、細部へのこだわりだ。フェティッシュという視点による映画愛。フェティッシュなのだから、相手を屈服させる論理をそもそも必要としない点でとても清々しさを覚える。つまりは、愛なのだ。それに加え、聞き手が渡辺麻紀なので、押井守はすごく上機嫌に話している。映画の見方がまるで違う二人だが、それこそ映画愛で繋がっているからこそ気が合うのだ(『誰も語らなかったジブリを語ろう』の夫婦漫才のような掛け合いが記憶に新しい)。(つづく)
2018/08/28
garth
コロンボへの理不尽な憎しみに大いに笑った。「僕が思うに、まず愛犬家じゃない。コロンボは、自分がいい人、穏やかな人であるとアピールしたいがためにバセットを連れている」
2018/09/11
hoco
「仕事に必要なことはすべて映画で学べる」の勝敗論が楽しかったので、今度はどんな切り口だろうとまえがきに目を通すと、「人は何を求めて映画を観るのだろうか」と監督は問う。それは感動でも共感でもなく「フェティッシュ」。好きなものは好きだし、そこに理屈も理論もいらない。バセットハウンドから始めるのはそのテーマに合ってる。そして第二章の制服の処女たちが素晴らしいです。銃器、兵器、軍隊、戦争、男子っぽいものが大好きな監督に、こういう視点があるところがいいんです。日本刀の解説にも納得。眠狂四郎、見たいです。
2022/12/02
スプリント
視点が独特かつ細部に深く切り込んでいて面白いです。 取り上げられた映画で興味を引いたものが何本もありました。
2019/12/29
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