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アイスクライシス (文芸書)

アイスクライシス (文芸書)

アイスクライシス (文芸書)

作家
笹本稜平
出版社
徳間書店
発売日
2021-08-25
ISBN
9784198653361
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アイスクライシス (文芸書) / 感想・レビュー

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タイ子

雪と氷と山岳を多く書かれている笹本さんならではの作品。海底油田の探査のために北極に赴いていた郷田他6人の仲間たち。ある日、北極海でロシアによる核実験が行われる。核実験の熱波のため高温になる海水の温度。氷が解け郷田たちの基地が海中に沈む危機。雪上車で北に移動を始めるも、向かう先に現れるリードという氷の裂け目。アメリカとロシアの関係が色濃く現れる救助の遅れ。もどかしい!地球温暖化の問題外の出来事が起こる怖さ。核実験の隠蔽のために命を狙うロシア。国と国ではなく、人と人との関係が熱く胸をゆさぶる映画のような作品。

2021/10/31

まちゃ

北極で海底油田を調査していた7人の調査員たちがロシアの水中核実験による氷の融解に巻き込まれた。極寒の悪天候の中での逃避行。米国、ロシアの思惑に翻弄されて進まない救助活動。氷の下から彼らを追跡するロシアの潜水艦。スケールの大きな展開で楽しめました。

2021/11/01

ren5000

なんかね、面白いんですがもうちょっとパニック感が欲しかった。割りと淡々とお話が進んでいってあとは人としての矜持みたいなステレオタイプの終わりかたであまり印象に残らない読書でした。

2021/12/18

Ayako

北極で海底油田の探査に従事する郷田は、各国の仲間と共に厳しい環境の基地で孤立してしまう。ある日、北極海の水中で行われた核実験の影響により、氷が割れ出してしまったのだ。壮大な自然を舞台に描かれる脱出劇は、映画を観ているような臨場感があった。仲間内での争いや機器の故障といったトラブルに加え、核を巡る各国の思惑も交差して、予想の付かない展開にドキドキした。この作者の作品はストーリーの面白さもさることながら、自然の雄大さを存分に味わえるのが魅力だ。

2021/10/15

もし北極海で水爆実験を行ったなら。北極圏の氷はどうなるのか、そこで働いている人達はどうなるのか。またチームに異分子が紛れ込んで掻きまわす苛立ち。最後までドキドキの展開でした。こんな事態にならない平和な地球でありますように。

2022/01/31

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