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小説 となりのトトロ

小説 となりのトトロ

小説 となりのトトロ

作家
宮崎駿
久保 つぎこ
出版社
徳間書店
発売日
2021-08-27
ISBN
9784198653613
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小説 となりのトトロ / 感想・レビュー

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はる

映画はもう何度観たか分からない。以前出版された文庫版を単行本化したもの。内容は同じだけれど、宮崎駿さんの挿絵がカラーになっています(ただしセピア色なのであまり変わらない…)。映画そのままではなく、しっかりとした児童小説になっている印象。主にサツキちゃんの視点で、複雑な環境におかれた少女の揺れる想いが描かれています。ファンタジックな映画に比べて少し現実的な描写が目立ちます。「夢だけど夢じゃない。」これはこれで面白かったです。でもやっぱり映画がまた観たくなりますね笑。

2022/01/14

へくとぱすかる

映画を見たあとで読むと2倍楽しめる! 映画には出てこないサツキとメイのおばさんとか、無名で登場した人々の名前が続々と出てくると、フィルムを拡大して見ているような感覚が味わえる。トトロが出てくる場面はこんなに遅かったのかな。舞台が埼玉だと思っていたら、東京の郊外になっていたり、ディテールの違いを見ていくのもおもしろいと思った。映画公開のすぐ後に出た本を、1/3世紀を経て、大きな判のハードカバーとなって新しく出してくれたのも、トトロが愛されてきたからだろう。やっぱりトトロは今でもいるのです、と言いたくなる。

2024/05/22

文太

『となりのトトロ』の小説版。映画では活発で溌剌とした性格のさつき。小説版でも同様だが、もっと男勝りな性格で描かれている。映画にはないシーンや話もあり、またメイの迷子になってからも映画とはだいぶ異なる。どちらも良いが個人的には映画の方が好みかな。また映画も見たくなってきた。

2022/01/19

アンコ釘

《やーい、おまえん家 おっばけやーしき~》トトロの森のお化け屋敷、田舎生活と東京の不自由のない都心生活の居心地の悪さ、身の置きどころのなさみたいなサツキの心情、独立自尊への気づきエピソードを知ることで、ジブリ映画にオトナ感、お姉さん感もプラスして考えられる作品になりよかった。

2024/10/21

ちゃんみり

小説とアニメでは違うところもあり新鮮でしたし、サツキたち家族と親戚との内情など知らない部分も語られていて驚きもありました。 都会と田舎の違いが描かれていたり、朝と夜での自然(草木・田畑)などの情景の捉え方が変化していて心情の変化にもリンクしていたりと面白かったです✨ カンタは、恥ずかしがり屋だけど良い子だなぁと小説では特に感じました😊 挿絵が宮崎駿さんなので、とても柔らかくて暖かみを感じる絵で癒されます💕『宝物の本です』🥰

2023/01/06

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