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それでも世界は回っている 2

それでも世界は回っている 2

それでも世界は回っている 2

作家
吉田篤弘
出版社
徳間書店
発売日
2022-09-29
ISBN
9784198654924
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それでも世界は回っている 2 / 感想・レビュー

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ちょろこ

インク三部作2の一冊。大切な幻のインク"六番目のブルー"を求めて旅をするオリオとジャン叔父さん。行く先々で出会うちょっと風変わりな人との交流、インクへと一歩近づくワクワク感は相変わらずオトナ心をくすぐるのが心地よい。喪失から再生へ…重なる人との別れとインクとの別れ。人が必ず持ち得る哀しみや迷い、自問自答したくなるそんな人生観が柔らかく的を得た言葉で心にピタっとはりつく。哀しみに立ち止まってしまってもその傍らで確実に世界は回っていて、"いつのまにか"が流れているんだな。吉田さんの紡ぐ言葉は心の絆創膏みたい。

2022/11/25

KAZOO

1に引き続いての青いインク「六番目のブルー」を探して叔父さんとの旅が続きます。様々な変わった人物たちが出てきたり、おいしそうな料理も出てきたりとあまっり筋はないような感じですが楽しめます。「五番目のブルー」というインクがあったりもします。「月とコーヒー」を含めての三部作ということなのでしょう。手元に置いて再読したい本でした。

2023/12/09

ままこ

〈人生には何度も『いつのまにか』があらわれる。〉叔父さんの言葉に確かに!と思った。ぼんやりしてたり、忙しいと「いつのまにか」が時間の方が追い抜いて行く。こつこつと努力を積み重ねていけば、ある日、「いつのまにか」が、こちらの味方になってくれる。私も是非味方につけたい。つかみどころのないブレ気味の叔父さんではあるが、ここぞという時に心強い。3も楽しみ。

2022/11/19

けんとまん1007

吉田篤弘さんならではの、独特な静けさの世界。静かでありながら、不可思議なエネルギーに満ちている。インクと唄。二つの世界が、近づいたり、離れたりしながら、ものがたりが進んでいく。時計が逆回転すると、人はどうなるのか。いつも、自分のそばには、不思議な人が住む世界があるのだろう。

2022/11/27

Ikutan

オリオと叔父さんの『六番目のブルー』を探す旅は続き、行く先々で出会うのは不思議な人たち。その個性的な人たちが、一話に一人ずつイラスト付で紹介されていて、次はどんな出会いがあるのかとワクワクページをめくる。そして『六番目のブルー』に繋がる新しい情報。誰もが夢見心地になる青色『夜の孔雀の羽根のブルー』!!いやぁ、どんな色なんだろう?見てみたい!永遠に封印されてしまったというこのブルーに、ミランダさんが読み上げた長い長い『色の秘密を伝える唄』を叔父さんが歌うことで、はたしてたどり着けるのか。3巻が楽しみ🎵

2024/05/21

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