ふしぎなメリーゴーラウンド
ふしぎなメリーゴーラウンド / 感想・レビュー
なま
★4 おじいさん作成の木彫り動物のメリーゴーランド。異動遊園地で共に40年間旅してきたが、新しい持ち主に譲る際に【動物達の秘密】を伝え【動物の世話】を依頼。しかし【金儲け】を考える新持ち主は約束を反故にする。各章毎に動物1体のお話で読みやすい。【優しさ】【思いやり】等がテーマ。最終章の結末に納得。後書きより今作は1959年ドイツで出版された。この時期は戦争体験者がおとぎ話(ハッピーエンド)の作品には自由で平和な世界を生きて欲しい。大きな声で自由に物が言える事を大切に願う気持ちが感じられると記載あり。
2023/12/28
り
素晴らしいお話でした。
2023/09/04
希咲(きさ)
ファンタジーなんだけど、どこか「本当にこんなことがあればいいのに」と思ってしまう“おとぎ話”感がありました。 全体的にかわいくて、木彫りの動物たちが動き出す瞬間はワクワクして、最後にはほっこりできる幸せなお話です。 短めなので、サラッと読める1冊。
2023/04/09
すもも
移動遊園地で子供たちに大人気なのは、木彫りの動物がついた七色の屋根のメリーゴーラウンド。本物のようにつやつやで生き生きとした6頭の動物たちは、夜になると、動いて食べたりおしゃべりできるんです。 おじいさんに作られ、愛された木彫りの動物たちの幸せなお話でした。
2022/12/22
shoko.m
移動遊園地の人気のメリーゴーラウンドには、六頭の木彫りの動物たちがついています。持ち主のおじいさんは、夜になるとこの動物たちにえさをやります。実は、30分だけ食べたり声を出したりできるのです。ですが、おじいさんは年を取り、メリーゴーラウンドを売ることに。新しい持ち主は、お金が惜しくて、おじいさんの頼みを聞かず、動物たちにえさをくれません。すると……。本物みたいな木彫りの動物たちが1匹、また1匹と幸せになっていく様子が描かれていきます。1959年に出版されたドイツのお話。
2022/12/14
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