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虚構市立不条理中学校 全 (徳間文庫 し 14-2)

虚構市立不条理中学校 全 (徳間文庫 し 14-2)

虚構市立不条理中学校 全 (徳間文庫 し 14-2)

作家
清水義範
出版社
徳間書店
発売日
1994-10-01
ISBN
9784198902032
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虚構市立不条理中学校 全 (徳間文庫 し 14-2) / 感想・レビュー

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とも

★★★★★面白い。内容が面白いのは当たり前として、わたしが過去から考え言い続けた学校、教師不要論がそのまま字面になっており、驚きとしか言いようがない。昔の先生は偉かった。それは、まだ国民に学がなかった故に知識をもって学をもっている先生は親にとっても偉い存在であった。が、現在は先生は既にセンセーに堕ち、ただの職業と化している。その中で、本当に学校は必要なのか。こういった事を明確に答えてくれる、ブラックユーモアあふれる一冊で、是非とも日本国民ひとりひとりが考える起爆になれば、という作品である。

2016/07/06

BUBI

この小説はホラーだと思う。虚構じゃないよね、真面目な話。学校に限らないけど閉鎖された組織ってその中での常識、その中での理屈に支配されていて、外から見てどんなに変でもそれを変えることができないからどんどん狂っていく。狂うだけならいいけど、そこで生徒が殺されたりするのでね…被害者が出るのは極端な例でこんな学校はないと私も思いたいけど、私の行ってた高校も中学もやっぱりこういう「変」な部分はあったからな。この本、学校の図書室に置いて欲しいし、ぜひ国語の授業とかで取り上げて欲しいです。みんな、読んでくれー。

2024/05/25

gonta19

2009/10/18~10/22 15年来の積読本である清水義範著「虚構市立不条理中学校(全)」を読了。 教育大出身の清水氏が架空の中学校を舞台に教育の問題点、矛盾を得意のパロディで切りまくっている。個人的には英語を話せない英語教師の加古文司の話し方が気に入った。  まあ、教育というのは難しいよなぁ。総論賛成、各論反対になりがちだし。SFとしてとても面白い作品であった。

2009/10/22

冬至楼均

これまで培われた作者の”芸”の集大成。

2011/01/11

るぅゐえ

笑えるというネットの評価で手にしたがそうでもなかった。教育について作者の思うことを登場人物(へんてこでおかしな教師)を通して訴えているのかな。感動もなくただ淡々と読み終えた。

2017/07/31

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