どこにもない短篇集 (徳間文庫 は 20-1)
どこにもない短篇集 (徳間文庫 は 20-1) / 感想・レビュー
美登利
原田さんの作品は面白おかしいエッセイが大好きなのですが、このような怖さを題材にした短編を書いていたとは、知りませんでした。かなり不気味です、星新一さんの昔読んだショートショートのように、短い中に日常的な生活に非日常を感じさせる精神的な崩壊というのかな。あっという間に読んでしまいましたが、読み終えてみると、色々と考えさせられるものでした。原田宗典さん、作家さんの中でも人気者でしたから、復活して欲しいと思う人も多いのではないでしょうか。
2014/07/19
ATS
★★☆久しぶりに再読。思ってたよりも恐怖が強かった。夜読むもんじゃないなぁと(笑)読まれる方は昼間がいいかもしれない。
2016/08/28
だいすけ
抱腹絶倒を予想していたが、案に相違してホラー小説のよう。読んでいてぞくぞくするような怖さがあった。
2017/01/23
トモ。
ちょっと怖い短編集。「怖い」の質が、「お化け」「霊」的な怖さではなく、どちらかというと精神世界の崩壊というか、自我境界があいまいになって、世界が壊れていくような怖さの話が多かったような気がします。心の奥底にじんわりと沁みる怖さでした。面白かった。
2014/03/18
acesmile@灯れ松明の火
エンジン始動から高速をすっとばすような流れで読ませてくれる短編集。もしくは序盤はジャブの応酬で後半につれて強烈なボディブローをくらう確率が増えてくるような一冊。短編集というと順番はどうでも構わないんじゃないかという作品があるが、この本の篇の順序はこれでないと駄目だと思った。「スコールを横切る」「ミセスKの鏡台」「空白を埋めよ」あたりが好き。
2009/11/23
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