忠臣蔵悲恋記 新版 (徳間文庫 さ 11-14)
忠臣蔵悲恋記 新版 (徳間文庫 さ 11-14) / 感想・レビュー
湖都
日本人の大好物・忠臣蔵の周りを彩る人々の短編集。私は忠臣蔵についてはあまり知識がないので、実在の人物は誰かとかはわからず。普通の時代劇小説として読んだ。タイトルの悲恋は、最後に収録されていて1番長編の『幾世の鼓』なのだろう。結婚できなかったけどずっと2人は両思いだったので、悲恋という感じではなかったかな。それよりヒロイン・多佳の家庭環境の方が気になる。ほとんど語られなかったけど、異母妹のみきの方が哀れなんじゃないか。全体的に結構さばさばとした描写で、著者は男性じゃないかと疑った。
2019/09/10
ベルるるる
短編4話。忠臣蔵で有名な浅野家にかかわりのある女性の話。 当たり前だけど、お家断絶して家来は路頭に迷うわけだし、その家来にかかわりがあれば、妻であれ、奉公人であれ、婚約者であれ、みな人生が激変する。 それも悪い方へ。 ハッピーエンド好きな私にとっては、どの話も辛い。
2014/10/06
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