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蟹喰い猿フーガ (徳間文庫 ふ 3-11)

蟹喰い猿フーガ (徳間文庫 ふ 3-11)

蟹喰い猿フーガ (徳間文庫 ふ 3-11)

作家
船戸与一
出版社
徳間書店
発売日
1999-04-01
ISBN
9784198910907
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蟹喰い猿フーガ (徳間文庫 ふ 3-11) / 感想・レビュー

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たーくん

再読→→→笑った。泣けた。心が躍った。かくも物語は美味いのだ。アメリカ大陸を疾走する伝説の詐欺師“エル・ドゥロ”と“だまし”のチーム。愉快痛快ちょっぴり哀切のスラプスティック・コンゲーム小説大巨篇1,200枚。義侠とプライド道連れに舌先三寸詐欺稼業。欺したつもりが惣れられる天下一品笑顔の愛敬。アメリカ大陸股旅暮し追いつ追われつ大金奪取の大攻防。どこで死のうと風まかせ稀代の詐欺師エル・ドゥロの名口上。「人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ。何が起こったって、べつにおたつくことはねえやね」。

2021/12/14

ダークスター

船戸作品、本当に久々でした。アメリカが舞台のコンゲーム小説。メッキー、まだ子供なのに格好良かったなぁー。『蟹喰い猿フーガ』、どんな曲なんだろう、聞いてみたい。

2017/02/13

Katsuto Yoshinaga

あまり世評の高くない本作だが、大船戸に心酔している私は、一気に読まされる。フーガとは、「主題と模倣(応答)が交互に現れる対位法による多声音楽の形式」とある。実に内容にマッチしたタイトルである。大船戸は硬派の宿命を語るだけではない。本作は「軟派」が主題ながら硬派が見え隠れし、エル・ドゥロとおれたちが遁走する物語である。「人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ。何が起こったって、べつにおたつくことはねえやね」と初っ端から「おれ」はエル・ドゥロの台詞に痺れさせられ、(コメに続く)

2020/08/10

Walhalla

舞台はアメリカ。酒場で詐欺被害に巻き込まれたことから事態は急展開。 個性豊かな詐欺チームのメンバーとの行動を描いた、コンゲームです。 作中に出てくるタイトルと同名の曲ですが、実在はしないようなのですが、もしモデルとなった曲が存在するなら、カーラジオで聞いてみたいと思いました。

2015/09/08

さりぱぱ

★★★★☆

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