歴史街道殺人事件 (徳間文庫 あ 32-1)
歴史街道殺人事件 (徳間文庫 あ 32-1) / 感想・レビュー
Tetchy
宝塚、天王山、奈良、伊勢でバラバラに切断された死体が発見される殺人ルートを解明するミステリ。この4都市を結ぶのが題名にもなっている歴史街道。この街道は実際に歴史街道推進協議会によってPRされており、現在もHPで情報が更新中だ。関西在住者としては実に興味深くそれを知っただけでも価値がある。多分刊行直後に読めば当時まだ20代だった私には響かなかっただろうが、年齢を重ね、史跡や歴史遺産に興味を抱いた今は日本の二千年の歴史を感じるこの街道に足を運んでみたくなった。ただその時は本書の陰惨な事件を忘れた状態で、だが。
2021/10/11
ダイ@2019.11.2~一時休止
森江春策の事件簿その2。探偵役が弁護士になっていたのにまずビックリ。トリックもミスリードが多く驚きがいっぱいでした。
2014/08/17
おうつき
森江春策シリーズ。タイトルからは西村京太郎のトラベルミステリーのような印象を受けるが、内容はガチガチの本格物。バラバラ死体を扱ったトリックがメインだが、前情報通りかなりの衝撃があった。インパクトで言えば「占星術殺人事件」に負けずとも劣らない力技だが、流石にエグすぎてちょっと引いてしまった。問題提示の部分で物語にそこまで引き込まれなかったので、個人的な総合評価は少し低め。
2020/03/20
センラ
「トリックがショッキングすぎて絶版になった」とかいう噂がまことしやかに流れちゃってる作品です(あくまで噂、だと思う)。バラバラ殺人を巡る推理小説で、事件そのものにはさして特徴が無いのですが、トリックの方は評判どおり強烈。大技一本勝負のミステリーは久々に読みました。隠れた名作ではないでしょうか。
2016/06/02
たなと
死体の一部が次々と見つかり、最後に胴体が。。一方、娘の行方の捜索を依頼された森江弁護士が調査に乗り出すと殺人事件に巻き込まれて。。時刻表トリックっぽいかと思いきや、うわー、びっくりだ、ってかそれは考えたくないわ、確かにな仰天トリック。良く考えついた、すごいです。
2012/09/12
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