からくり富: 夢裡庵先生捕物帳 (徳間文庫 あ 19-2)
からくり富: 夢裡庵先生捕物帳 (徳間文庫 あ 19-2) / 感想・レビュー
優希
戦争最後の声が聞こえ、本当の生活がでてくるようでした。江戸情緒あふれる江戸風景を楽しみました。
2022/04/24
星落秋風五丈原
大江戸の風物をめぐる七つのからくりを八丁堀同心・夢裡庵が解き明かす。七つのからくり—三乳観音の謎「ひとつ観音」愛染様の血箭の謎「小判祭こばんまつり」踊る新造の謎「新道しんみちの女」古い絵銭の謎「猿曳 駒さるひきごま」吉相黒子の謎「手相拝見」南蛮かるたの謎「天正てんしょうかるた」当たり富くじの謎「からくり富」。
2005/01/19
真理そら
もひとつ観音/小判祭/新道の女/猿曳駒/手相拝見/天正かるた/からくり富/の七編。男と女の哀れな気持ちのすれ違いにしみじみする『もひとつ観音』、かるたの歴史の薀蓄に謎解きを忘れそうな気分になる『天正かるた』が好きかな。「亜愛一郎」シリーズも読まなくちゃ。
2018/11/03
東森久利斗
罪を憎んで人を憎まず、大岡裁きな夢裡庵先生の独断、決裁が痛快、快哉。AIには絶対無理、文化遺産に登録推奨、日本が世界に誇る”義理と人情”の世界、人の世の情けが現代人のデジタル社会に荒んだ心に深く沁み渉る。見世物小屋、瓦版、舞踊、古道具、納豆売り、八卦見、銅銭、手相、かるた、俳句、富くじ、江戸の街を彩る小道具、江戸文化なガジェット、あまたの渡世の職人気質。一日江戸人になりたい。
2024/07/10
ケイスケ
いつも以上に時代、生活が興味深く描かれる。お得意の江戸情緒もうるさく感じられることも多いが、この作品では楽しめた。
2017/01/31
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