緑の底の底 (徳間文庫 ふ 3-12)
緑の底の底 (徳間文庫 ふ 3-12) / 感想・レビュー
浦
二編の物語。素晴らしい内容だが、間違えて一編の小説として読んだため、最後まで混乱してしまった。
2020/05/12
秋乃みかく
★★★☆☆ 剥き出しの人間の欲望って醜いですね。。
2011/04/12
takeshi3017
各章毎の冒頭に現れる現地の民謡が、通奏低音のように全編を流れているような効果をあげており、独特の雰囲気を形作る。 以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file3/neta10112.html
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
2000年11月17日
Yoichi Taguchi
船戸氏の初期の作品(2作)で、それなりに面白かった。『緑の底の底』:人間のむき出しの欲望がテーマ、登場人物の大部分が亡くなるというストーリーは、その後の船戸作品に流れる“滅びの文学”のはしりか。『メビウスの時の刻(1989年)』:私としてはこちらの小説の方が面白かった。登場人物の各々が、段落毎に一人称でストーリーを綴っていく中で、時間の異なる段落が含まれており、最終段になって順次語られた段落が、実は前後して繋がることになる。貫井徳郎氏の『慟哭(1993年)』を彷彿とさせたが・・・船戸氏の作品の方が早い。
2014/09/17
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