死刑台のロープウェイ (徳間文庫 な 21-8)
死刑台のロープウェイ (徳間文庫 な 21-8) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
短編5本。被害者の妹、愛人、妻等いろんな立場の女性が探偵役となったり、犯行を企てたり。それらの多くは、近しい人、愛する人の立場、名誉等を守るため…。真相が分かった上で、主人公たちがどう動くかによって、ほっこり系、ダーク系、サスペンス系等々、様々なテイストが味わえる。お気に入りは表題作かなー?ロープウェイでの殺人事件の容疑者となった夫を救うべく、真犯人を件のロープウェイに誘い出し、大きな賭けに出た妻。ラストの緊迫感のある描写にドキドキ!そして、このタイトルの意味が最後にじわーっと効いてくる感じが良い。
2022/02/06
ようようよーちゃん
高水準の短編集。止むに止まれぬ感情に突き動かされた探偵の推理行は、いつしか真犯人の暗い感情と相似形を描き出していく。
2016/05/04
kanamori
☆☆★
2011/10/18
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