孤狼剣 (徳間文庫 う 9-2)
孤狼剣 (徳間文庫 う 9-2) / 感想・レビュー
ぶんぶん
【図書館】三田村元八郎シリーズ、第二弾! 相も変わらず、無役を務めている元八郎にまたまた、幕府から協力体勢を求められる。 朝廷と幕府の確執に付かず離れずの活躍を見せるが、仇敵との争いは避けられず。 宝蔵院一刀流の剣が舞う、果たして西と東の戦いはどうなるのであろうか。 引き続き活躍の順斎、伽羅、お由、貞五郎、新たに顔見世の、夜火の菊次郎、羽織芸者のお銀、と多彩な登場人物で面白さ倍増、江戸と京との行き来で旅物の楽しさも与えてくれる。 朝廷と幕府の確執は終りが無い、引き続き「無影剣」の読み進めます。
2024/06/19
わたしは元気
読み易くて、面白い。 通勤電車で、読むのにぴったり。
2021/04/21
しまちゃん
あるセミナーで上田秀人氏を知る機会があり、どんな本を書いているのか気なって読んでみました。柳生新陰流・柳生主膳と宝蔵院一刀流・三田村元八郎との壮絶な剣術の闘いが目に浮かぶような文章で流石だと感じました。幕府と朝廷の間の微妙な力関係、それを私欲のために利用する輩、読みやすくハラハラドキドキの展開に大満足の一冊でした。
2022/01/28
かず
元八郎危うしであった。伽羅との結婚おめでとう。魅力的な女性?第八代将軍が良くも悪くも身近に感じた。
2021/07/22
ひかつば@呑ん読会堪能中
前作から2年後の舞台。寺社奉行の同心を退任していた元八郎が、今度は無役のまま家重を警護!し、さらには尾張の野望に相対する。短い間に京都を2回もとんぼ返り、無論途中で刺客に狙われ怪我を負いながら、というスーパーヒーローぶり。なにはともあれ登場人物が無事なので読み終わった後は充実感が溢れる。夜火の菊次郎という憎めない男にも見せ場を作るし、お約束とはいえ最後に八代まで登場させるというサービスぶり。大満足です。
2012/05/21
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