おちゃっぴい: 江戸前浮世気質 (徳間文庫 う 12-1)
おちゃっぴい: 江戸前浮世気質 (徳間文庫 う 12-1) / 感想・レビュー
酔拳2
短編6編。続きものあり。読後の印象は宇江佐先生らしく、はい!ほっこりはん!なんだけど、登場人物のやり取りはけっこー笑っちゃう。連作の甚助長屋も薬研堀丁子屋もいいけど、表題作のお吉や、十手持ち伊勢蔵親子のその後も見たかった。全部が愛おしい作品です。続編ないかなー。そんな野暮は言うなって?おきゃあがれ!百も承知、二百も合点でい!なんて、言ってみたかっただけw
2018/04/27
ひらちゃん
宇江佐さんの本に出てくる言葉で「いっち好き」が大好きなんです。初五郎さんやお吉、菊次郎さんの周りの人情味あふれる江戸物語。今より豊かな人間関係。泣き笑いの日々が輝く。「概ね、よい女房」がいっち良かったな。
2016/01/26
やれやれ
短編集。湯屋の二階がふれ合いの場。下町の人情にホロホロしますね。貧乏侍を上手く設定し、女房のカラーとイジってみたり、棟梁、纏、問屋などバラエティに富み面白かった。
2018/05/11
のり お
長屋の人情話は大好物なので、とても楽しく読ませていただきました。「れていても」の粋、「概ね、よい女房」「町入能」の人情味、「おちゃっぴい」も表題作ならでは清々しさがあました。
2014/11/19
めだか
落語の人情話のような世界。江戸前浮世気質とは粋だねぇ。
2010/04/20
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