回路 (徳間文庫 く 11-2)
回路 (徳間文庫 く 11-2) / 感想・レビュー
けむ
真冬のクリスマスホラー祭り! これは僕の大好きなホラー映画「回路」を観る上でサブテキストとして読んでおきたいっすね こういう退廃的な終末観を軸にした作品ってほんとすき。孤独や人とのつながりがテーマなんですけど今絶賛悩み中です クリスマスが今年もやってくる〜
2015/12/24
レイ
今やカンヌ国際映画祭常連の黒沢清監督。実はこの作品の映画版でも、国際批評家連盟賞 (ある視点部門)を受賞している。牧野修氏の作品でこの作品の文章が引用されており、興味を持った(ホラー小説はOKだがホラー映画はNGなため映画版は未見)。永遠の孤独から逃れるために、人類と自分達を入れ替えようとする"彼のものたち"。この正体が曖昧なのがまず怖い。正体不明、得体の知れない存在は理屈抜きに恐怖の対象であるというシンプルさがいい。彼らが黒雲のように静かに確実に侵食していく怖さ。文章も独特で面白い。映画版どうする……?
2015/06/06
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