殺人全書 (徳間文庫 い 7-4)
殺人全書 (徳間文庫 い 7-4) / 感想・レビュー
hanchyan@だから お早うの朝はくる
「○○百科」「△□辞典」好きなので、浅学の至りにして全く存じ上げない著者名ながらブクオフでタイトルが目に留まり手に取り目次を1ページ眺めて「おお~‼」となった本書。この目次に燃えないミステリ好きがいようか!?(笑)ネタバレフォビアの方もご安心あれ。なんと全て実話だぞ!!(笑)。果たして、ものすごく面白かった。現実と虚構のあわいを往還する文章が素晴らしい。圧倒的に虚構派の自分が、おそらくドキュメンタリーの面白さを初めて味わったのだろうと思う。初っ端の究極ともいえそうなバラバラ殺人ももの凄いが、第五章が絶品。
2016/08/25
はなすけ
この本に出会って30年くらい経つが何度読み返したことか。最近はヘンな事件が多いと言われるが、実は殺人者の質って昔から変わってない。「人を殺してみたかった」だけの奴、人をバラバラにする奴、幼い子供を殺す奴…昔からいたけれど、今ほどメディアが発達してなかったから世の中に知られていなかっただけ。現在は個人情報の規制も厳しくなってるしここまでの取材はできないだろうから内容の充実度もさることながら、犯罪史としても貴重な資料。再読なのに読みだしたら止まらない強烈な引力を持つ本だ。
2018/07/09
Yuji
昭和殺人事件をノンフィクション列挙。事件記事の物量が大量で今ちょっと自分おかしくなってます。変質狂的事件は大正昭和から変わりもなく受け継がれ今日に至る。不幸のバリエーションは本当に豊富。人類は殺し合っているのだなああ。
2014/06/22
しらたま
医療事故についての章が一番興味深かった 調べても出てこない昔の事件について多く記載されていた
2021/02/12
みき
分厚い本なので時間がかかりましたが、昭和からの事件が多く面白かった。意外とこの時代の犯罪本は少ないように思う。全書に相応しい内容で何度読み返しても楽しめると思いました。
2021/01/27
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