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カリスマ 上 (徳間文庫 し 27-1)

カリスマ 上 (徳間文庫 し 27-1)

カリスマ 上 (徳間文庫 し 27-1)

作家
新堂冬樹
出版社
徳間書店
発売日
2004-03-01
ISBN
9784198920340
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カリスマ 上 (徳間文庫 し 27-1) / 感想・レビュー

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★グラスハート★

2.0 オ○ム真理教を想像して創られた小説なのかな?教祖と信者の両方描かれているけど、信者を信じ込ませる教祖のゲスっぷりがいいね。ただの人間なんだし、特別な能力なんてあるわけない。それでもそこまで信じ込ませることが出来る手腕は凄いと思う。 ただ、同じようなことを繰り返しているだけなので、読みやすくはあるけど、ダラケんでしまうかな。しつこいキャラクターたちが下巻でどう暴れてくれるのかを期待する。

2018/08/18

はる

正直言って読みながら洗脳していくメシアに腹が立つ。 こんなに簡単に人は信じ人は騙せるものなのか。昔あったある宗教信者に似ていると思った。下巻でどうなるんだろう

2019/12/19

Shiki Magata-ma

先日教祖が死刑を執行された宗教をモデルにした小説。今作では教祖が信仰の外部にあったという解釈のもと物語が進められる。その場合での教祖や信徒、その関係者のそれぞれの思考の記述が面白かった。これと大きくは違わない出来事が現実にあったのだから末恐ろしいと言わざるを得ない。また、劇中である男がただの男性から本物の男になろうと抗う過程が描かれそちらも楽しめる。ただ、とくに教団内部の場面など、叙述に贅肉の多い印象だったのでそこが少し残念である。

2018/07/06

mimi

こちらも会社で流行った本。興味あるテーマなので読みすすめたけど、文章が苦手だー。吉村昭みたいな乾いた文章だともっと怖いし感じることも多いんだろうけど。それぞれの人生があって、私が一番共感したのが社畜の城山。私って弱虫なんだなあと。出てくる人物皆イヤなんだけど、その中で一番城山に共感した自分がものすごくイヤ。

2016/04/21

ビスコ

カルト宗教を、教祖・信者の両面から描く。かなり分厚い上下巻なのに、驚くほど勢いよく読める。 眉をしかめたくなる程に下品な表現で、教祖の外衆っぷりを、それに伴ってますます信者の滑稽さを思い知る。 信者も教祖も、かなり道を踏み外しているんだけど、その根底にあるのは、幼い頃のトラウマ、と考えると、やるせなく思える。

2015/05/19

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