絶対幸福主義 (徳間文庫)
絶対幸福主義 (徳間文庫) / 感想・レビュー
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こうして、ここ読書メーターで浅田氏作品を見てみると、小説はかなり読まれているのにエッセイはあまり読者が多くないことがあらためて分かりました。「勇気凛々、」などエッセイもかなり面白い人ではあるのですが。これまでにエッセイも数多く読んできたので、この本はもう、再読だか初読だかはっきりしませんでした。競馬について海外見聞について、あちこちで同じようなのを書いてますから。もう相当に前なので、当時の世相が分かるなと思いましたし、とにかく「ぶれてないな。」と思いました。さらに良質なエッセイも期待したいです。
2016/04/22
あまみ
(この文庫本でなく、ソフトカバーの方を読みました。) 浅田さんは競馬を好きなの(だった)を本書で、初めて知りました。日本のみならずフランスなどでも楽しんでいたのですね。肩の凝らない愉快になる内容が多かった。これを書いたのは「プリズンホテル」シリーズも書いていた頃だと思います。楽しく読んだことが腑に落ちた。 この後シリアスな作品を多く書かれておられるが、浅田さんの地はこちら(愉快になる)だと思った。
2024/06/05
シュラフ
浅田先生の幸福論。日常生活における幸福とは、"足るを知る"ということ。また、日常生活での幸福を実感できない場合、"遊び"による非日常生活での感激を得ること。 ところで、『鉄道員』の乙松は幸福だったのだろうか?幼い娘の死、雪積もる夜の孤独死、ということを考えれば、乙松はどうみても不幸な男。だが、鉄道員という自分の与えられた職務を黙々と全うした乙松の姿は美しく感動的ですらある。 それを考えると、人の生き様とは幸福に生きるかどうかというよりも、"美しく生きること"の方が大切なのではないかと思ってしまった。
2013/07/22
Sana
浅田次郎さまの大ファンなので、幸せいっぱいに読みました。いいんです。ひとそれぞれ。私は、次郎さまLOVE。
2014/02/21
takahiko
競馬の話の中にも、日常生活の心構えに役立つのもありました。(身だしなみ、継続すること)日々の小さな幸せをかみしめながら、一歩ずつ前に進めるようにありたいです。
2011/06/28
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