いとおしい日々 (徳間文庫 こ 20-6)
いとおしい日々 (徳間文庫 こ 20-6) / 感想・レビュー
ぐうぐう
記憶は人間を作る。そうであるなら、記憶を探る作業は、自分を知る作業になるはずだ。小池真理子が昔を振り返り、思い出の風景、場所、人、物等を懐かしむエッセイに、ハナブサ・リュウが写真を添える。小池の文章はただの思い出話ではなく、そこから静謐さが、痛みが、あるいは官能が、そして愛おしさが匂い立ってくる。ハナブサの写真はその匂いが意志を持ってシャッターを切ったかのような、まるで念写の如き産物だ。「過去に訪れた場所をもう一度訪れる時、いつも決まって奇妙な既視感に襲われる。(つづく)
2023/10/10
ねぎまぐろ
★★
2023/06/12
takakomama
子供の頃などの思い出を綴ったエッセイと、白黒の写真で、昭和の時代にタイムスリップしたような気分になりました。 秋の夜長に、しっとりと読みたい本です。
2015/11/03
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