板垣恵介の激闘達人烈伝 (徳間文庫 い 45-1)
板垣恵介の激闘達人烈伝 (徳間文庫 い 45-1) / 感想・レビュー
zirou1984
久々に読み返したけど滅茶苦茶に面白い。「バキ」シリーズで有名な作者だけど実は活字作品も面白い、というかむしろ上回っていると断言。本作では板垣恵介自身が実際に対面し、身を持ってその化物ぶりを体験した、四人の達人との取材録。彼らはそれぞれ愚地独歩のモデルとなる空手家・沖縄古武術家にしてビジネスマン・中国武術の達人にして元歌舞伎町のボディガード・戸隠流忍法第34代継承者(!!)。いずれも常識の枠を越えた、とんでもないエピソードと実演に畏怖しつつ、板垣恵介の武に対する敬意と愛がストレートに伝わってくる。
2013/07/13
どらんかー
達人は確かに存在した!武道というものを熱く取材しているからこそ刃牙という作品が生まれたのだろう。
2021/11/28
Kusashiai
板垣 恵介先生で一番面白い著作は? と訊かれれば、マンガではなく活字の著作2冊を上げると思う。その内の一冊で有る本書は、主に武道・武術系の達人を扱った内容。これって元々は『秘伝』とかに連載されていたような記憶が有り、中村 日出夫先生の回は雑誌で読んだ気もする(記憶違いの可能性有り)。この本が出版時、個人的に「ちょっと達人系って怪しいから……」と敬遠して購入しなかったのだが、今となって初めて通して読んでみるとメチャクチャ面白い。個人的には、体力面のピークを超えた自分としては達人系に惹かれるのかもしれないが。
2012/03/08
北白川にゃんこ
はしゃぎまくりの板垣先生!気持ちは分かる!この頃から武蔵や忍者に注目していたのだなあ。だから本部が好きなのか。
2016/05/31
si316
これは危なかった。もし自分が中学生や高校生の時にこれを読んでしまっていたら、間違いなく道を踏み外していただろう。「俺、達人になる!」と言い出しかねない程に、男の子の根源にある「最強への果てなき畏怖と尊敬する心」をガリンガリン撫で上げてくる本だ。マンガ的な表現も多いが、それゆえにスッと入っていきやすくて面白い一冊。
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