女が殺意を抱くとき (徳間文庫 ふ 14-7)
女が殺意を抱くとき (徳間文庫 ふ 14-7) / 感想・レビュー
じいじ
重い小説を読んだあと、通勤電車や仕事・勉強の合間に、軽い気持ちで読むのに格好な37編の短篇集。一話、四百字の原稿用紙で9枚で仕上げられたショート・ミステリー小説である。著者の初期の作品。のちの『求愛』(島清恋愛文学賞)、『愛の領分』(直木賞)など恋愛小説作家として認められる「礎」となった。藤田小説には、意外な職業の主人公が登場するが、本作でもすべて違う職業の女性が主人公である。獣医、同時通訳、貸衣装屋、料理学校の先生、歯科助手、花屋・・・etc.落語の小噺を聞く気分で、気楽に読みたい一冊である。
2014/12/26
yomineko
37編の短編小説。よくこれだけのアイディアが浮かぶなぁと感心した。
2017/11/04
momo
一話が数ページの短編集ですがどの話のトリックもきちんとしていて主人公も魅力的です。何度も読み返している一冊です。
2012/03/09
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