KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

髑髏検校 (徳間文庫 よ 16-6)

髑髏検校 (徳間文庫 よ 16-6)

髑髏検校 (徳間文庫 よ 16-6)

作家
横溝正史
出版社
徳間書店
発売日
2006-06-01
ISBN
9784198924454
amazonで購入する

髑髏検校 (徳間文庫 よ 16-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

海猫

「吸血鬼ドラキュラ」を下敷きにし、時代小説に作り替えた翻案もの。展開がスピーディーで、次々と読ませる。恐怖演出や雰囲気の熟成も素晴らしく、大いに気分が乗った。作品が短いのが欠点で、これからが盛り上がりそうな展開にきたのに、慌ただしく呆気ないラストを迎えてしまう。掲載誌の都合で終わらざるを得なかったそうだが、本来の構想で書かれていたら、大傑作になった可能性を感じるのに残念。併録の「神変稲妻車」はお宝争奪戦の時代伝奇小説。人物が入り乱れストーリーも奔放に展開。怪奇趣味にも溢れる。こちらはちょっと長すぎる印象。

2021/08/31

しあん

本当にこれ好みでまさにどストライクでした。 ようやく読めました。 妖しく猥雑で豪奢な『髑髏検校』と、血湧き肉躍る怪異冒険譚の『神変稲妻車』が収められていて、ダブルで楽しめます。 私のような変態にはこういう作品は大好物なんです(笑)。

2018/09/04

三井寿里

横溝正史が吸血鬼小説を?!と意外性で手にした一冊。面白いんだけど、解説にあったように後半かなり駆け足で、アレレと思っているうちに終わってしまいました。雑誌連載の都合だったんだろうけど、出来れば最後までじっくり書いて欲しかった。 どちらかと言えば、併録の「神変稲妻車」の方が好みです

2019/05/22

若様

久し振りの横溝正史。ミステリー系ではない歴史系伝奇小説。 表題作、神変稲妻車、共に情景が浮かんでくる描写力は流石の印象。楽しめました。

2022/02/20

k16

20131228読了。 表題作及び「神変稲妻車」の中長編2作収録。 表題作はストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」を下敷きにした時代物。 ドラキュラに比べるとボリュームがないのが残念ではあるが、髑髏検校の正体?にはあっと。 「神変稲妻車」も時代物ではあるがテンポよく進行していくので読みやすかった。 都合がよすぎる展開はいまひとつではあるが。

2013/12/28

感想・レビューをもっと見る