悪の梯子: 足引き寺閻魔帳 (徳間文庫 さ 11-40)
悪の梯子: 足引き寺閻魔帳 (徳間文庫 さ 11-40) / 感想・レビュー
優希
面白かったです。主人公ではなく、犬の豪が贋作グループを見つけ出すのが凄いなと。
2021/04/06
kazu@十五夜読書会
ハードカバー読了済み(文庫もダブル登録で、共読本に反映させる)足引き寺閻魔帳シリーズ第5弾。データーベースより⇒住職が逃げだした寺をしばらく任せられることになり、宗徳は岐阜へと旅立った。後を追う紀州犬の豪は、奉公先の茶道具屋から岐阜へ帰る小僧・定助と道連れになる。宗徳は突然訪れた豪と定助に驚きながらも、わけあり風な定助の表情に気づき……。①「足引き寺閻魔帳」②「女狐の罠」③「正護院の仇討」④「嵐山殺景」⑤「悪の梯子」⑥「山姥の夜」⑦「暗殺の牒状」⑧「亡者の銭」⑨「妻敵にあらず」⑩「再びの海」
2012/11/25
kuni
必殺仕事人っぽいと思ったけど、最後の解決は主人公たちではなかった。シリーズものだけど、これが初めて。なかなか面白い。
2015/10/01
くっきー
今作は今までのシリーズと違い1冊通して1つの足引きの話。私はこの書き方の方が読みがいがあって良かったな。
2013/08/05
きくちゃん
本シリーズ初の長編で、舞台も京都と岐阜にまたがる異色作。一冊に短編6~7話を収録する読みなれた展開とはやや趣を異にするため、同じ登場人物でもかなり違った物語を読んだような気がする。しかし長編になると短編では描き切れなかった足引きされる側の心情がよく描写されてストーリーに奥行きが増している。しかも今回直接の悪を成敗するのはその加害者であり、本当の黒幕はいつも通り地蔵寺の面々が始末をつけるという凝った趣向。読書のテンポを掴むのに少し戸惑ったがたまには色が変わって良い。次回作も楽しみ。
2021/09/17
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