高札の顔: 酒解神社・神灯日記 (徳間文庫 さ 11-43)
高札の顔: 酒解神社・神灯日記 (徳間文庫 さ 11-43) / 感想・レビュー
三平
澤田ふじ子さん初読み。時代小説数編及び歴史小説1編を含む短編集を収録。関西人としては京都を舞台にしているというのが嬉しい。 主人公は神職、貸本屋、絵師などと変わり物の小説ばかりだが、資料を丹念に調べ作り上げたことが窺え、物語に深みを与えている。ストーリー自体はベテランなのに結構軽妙な部分もあり、読みやすく面白い。ただ残念なことに起承転結の結の部分が全体的に弱く感じた。人気シリーズもあるみたいなので今度はそちらの方をいつか読みたい。
2015/11/27
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