鏡の武将黒田官兵衛 (徳間文庫 う 9-14)
鏡の武将黒田官兵衛 (徳間文庫 う 9-14) / 感想・レビュー
シン
やっぱり「黒田官兵衛」の話としては、中国大返しくらいまでが絶頂で秀吉に天下が見え始めたあたりから凋落傾向に入りますね。秀吉が人たらしの名人と言われていた時は官兵衛も軍師として大活躍でしたが天下が見え始めたあたりからお互いの心に異なるものが見え、距離をを取り出す。人間て怖いなと思いました。
2013/10/28
わたしは元気
秀吉の描きかたかたが、面白い。
2021/07/03
Ryuji
★★★☆☆本能寺の変から関ヶ原までの黒田官兵衛を描いた小説。黒田官兵衛を描いた小説は何冊も読みましたが、「山崎の合戦」後の官兵衛と秀吉の考え方のズレやすれ違いについては分かり易く良く書かれている本だと思います。内容もオーソドックス(奇抜なストーリー展開もない)で読み易い本ですが、小田原以降の話が急ピッチで進みすぎなのが残念。「鏡の武将」の意味は最後に分かります。
2013/12/05
ハチベー
後半は、どんどん冷めていく官兵衛って感じでしょうか。
2013/05/25
wang
秀でた才覚で秀吉を天下人に押し上げた黒田如水の半生。だが秀吉は天下太平をなす理想の王ではなかった。天下を手に入れた秀吉は取り巻きの追従により周囲を見る目を失いついには優秀な参謀を遠ざけることになってしまう。大返しから朝鮮出兵までをかなり駆け足に時代を追い、官兵衛の足跡と秀吉への気持ちの変化をなぞっていく。簡潔な筆致ながら各武将の人となりを描き出しているのは筆者らしい。あとこれ前後編の後編だったみたい。
2012/11/02
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