あなたとわたしの物語 (徳間文庫 こ 37-1)
あなたとわたしの物語 (徳間文庫 こ 37-1) / 感想・レビュー
ちーちゃん
気怠くて切なくて…一気読み♡小手毬るいさん4冊目、タイトルの甘々を鋭く裏切る短編集☆自分の心と身体の声に向き合い欲望に忠実に生きようともがく女性たちの6篇…珠玉の言葉がタユタッテル「恋という名の欲望」(ふつふつと湧く怒りと哀しみ…欲しかったのはささやかな愛の言葉。それは嘘で良かった、必要なのは優しい嘘)不倫の精算に苦しむ「光と影の約束」晴子は僕と別れられないと豪語する幹朗は人間のクズ(全身全霊で愛した、でも愛じゃなかったかも…なぜなら私はあなたを愛してる自分を愛することができなかった)それが1番大切なこと
2023/09/16
あんこ
何かがうまれる瞬間と、冷める瞬間が穏やかな文体で紡がれていた。はっきりと全ての物語を好きとは言えないけど、こういう小説があるからこそ、救われることもあるよな、と小手鞠さんの作品を読むと思います。それにしても、ひとの欲望をこんなにたおやかに描けるから、すごい。いちばん好きなのは、『海に対する気持ち』。キャロルを思い出した。そして少し泣いた。
2016/03/20
nyanlay
初めての作家さんだと思われます。もともと食指が働かない恋愛小説で、女流作家さん(かなりの偏見ですね)の作品と言う事で、手にして来なかったと思います。一つの場所を舞台にした短編小説は割りと好きな形ですが、やっぱり特に響くトコロがなく、残念。
2017/06/13
まるまるさっちゃん
小手毬さんの作品、私にとって2作品目です。短編小説でした。「欲しいのは、あなただけ」と同様、浮気に関する内容が多かったですが、その話がドロドロしているわけではないところが良いな、と思いました。でも、まだ私は感情的(精神的)な面で幼いので 勉強していかないとな、とも思いました。
2014/06/16
ゆっ
6つの短編集ですが、どの作品も別の作品と何かしら繋がっています。小手鞠さんの作品は男性のキャラが強いイメージでしたが、今回は女性色豊かです。こんなにも自分の欲望に忠実でイヤな部分も見えるけど、女って面白いなあって思いました。
2013/07/14
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