暗殺の牒状: 足引き寺閻魔帳 (徳間文庫 さ 11-49)
暗殺の牒状: 足引き寺閻魔帳 (徳間文庫 さ 11-49) / 感想・レビュー
rakim
シリーズ物の7巻目。いわゆる「仕置き人」物ですが、それがあまり主になってはいない(事件の経緯だけの話もある)。ちょっと人情物寄りです。シリーズ物といっても短編が続いているので、途中から読んでも全く大丈夫。気楽な読み物としてなんとなく買っちゃうという種類の本です。
2010/04/05
kazu@十五夜読書会
ハードカバー読了済み(文庫もダブル登録で、共読本に反映させる)足引き寺閻魔帳シリーズ7弾。データーベースより⇒京には悪を懲らしめる、足引き寺といわれる寺がある―。宗徳が助けた娘は、無実の罪で打ち首になる兄を助けたいと訴えた。弱者の声なき叫びが刻まれた符牒をくわえ、豪が京の町を走る、闇の仕事師、四人と一匹。①「足引き寺閻魔帳」②「女狐の罠」③「正護院の仇討」④「嵐山殺景」⑤「悪の梯子」⑥「山姥の夜」⑦「暗殺の牒状」⑧「亡者の銭」⑨「妻敵にあらず」⑩「再びの海」
2012/11/27
まきはは
ひまつぶし。
2009/10/22
くっきー
シリーズ7作目。今作も変わらずの足引きの面々。
2013/09/16
きくちゃん
いつも通り短編が6話収録されているが、今回いつもと違い 1話読み進めるごとに足引きの度合いがエスカレートしている気がする。宗徳もさることながら特に左仲の怒りが凄まじく描かれており、いつもなら腕一本を切り落とすくらいの仕 置きで収めるところ、情け容赦なく命を奪う場面が数多い。文庫本となったのが平成19年であり、時代背景として貧富の格差が顕著になり、自分自身の力では抗いようのない理不尽さを小説に反映させているのだろう。作者があとがきで少し触れているが現代の社会は経済的奴隷制という表現がそれを表している。
2021/11/30
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