フェイク (徳間文庫 あ 49-1)
フェイク (徳間文庫 あ 49-1) / 感想・レビュー
Take@磨穿鉄靴
明野照葉氏初体験。短編集。表紙の絵もタイトルもなんとなくチープでさほどの期待をせず読む。しかし良い意味で期待を裏切る面白さ。ほんのりとした恐怖感が自分の好みと合った。ただp225の一行目(店では調法されたし、…)とあるけどこれって「重宝」の間違いじゃないのかな。「調法」この表記ってあまり見かけないけど私の勉強不足かな??まあ何にせよどの短編もハズレ無しでどれも面白かったので今後は他の作品も読みたい。久し振りの思わぬ収穫。★★★★☆
2018/05/07
ame
明野照葉さん初読み。この、世にも奇妙な物語でありそうなお話はとても大好きなので面白かった。8つの怖さの中には寂しさが残って、じわじわと現実なのか夢なのか歪んだ世界がみえる。リアルさを感じさせられるからこそ、薄気味悪くて生々しい。フェイクだけど、それが真実。お気に入りは、タミちゃん、化粧、同級生、増殖。他の作品も読んでみたい。
2015/05/24
Yu。
怖っ!あとから迫り来る恐怖がもうたまらない! 効くわ、コレ。真綿で締め付けられるような恐ろしさに囚われてしまう大人向けなダークミステリ… いえ、シニカル含んだホラー短編集、ご堪能あれです!!
2015/01/31
アコ
8編の短篇小説集。小池真理子・新津きよみファンとして新たな短篇のミステリー系書き手を求めての初読み。んー…ちょっと求めていたものとは異なる。どこか非現実的な世界観が多めなのがまずあって、筆致がよく言えば濃厚、悪く言うところのまわりくどいかんじがする。このあたりは完全に好みなんだろうなあ。うん。その色が薄い『タミちゃん』『化粧』『同級生』『増殖』はよかった。今後このかたの本を読むかは…微妙かな。
2016/02/29
ぱなお
8つのちょっと怖い系の短篇集。最初の「タミちゃん」はわりと面白かったけど、その他はそんなにインパクトもなく、もう既に忘れかけてしまっている。(最近、こういうこと多い…)
2024/09/06
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