求愛 (徳間文庫 し 22-8)
求愛 (徳間文庫 し 22-8) / 感想・レビュー
ワレモコウ
再読本。フリーで翻訳の仕事をしている弘美は、親友の由嘉里の自殺に疑問を持ち、その真相を突き止める。その後、違う事件に巻き込まれた時に知り合った探偵・梶本の勧めもあり、探偵事務所に勤めることとなる。それは、由嘉里が殺されなければならなくなった要因となった人物の罪を暴くためでもあった。途中は、弘美が探偵として関わる事件をいくつか描いているが、どれもが結果が曖昧になっていて、少し不完全燃焼…。弘美の人として、女としてのステップアップの物語だったのかな。まあまあでした。
2020/09/24
おくちゃん🍎柳緑花紅
すべての始まりは友人ゆかりの夫である幹久を裏切ったこと。求愛...丹頂鶴の求愛ダンス。鶴は無心に愛し合う、誰に照れる事もなく、恥じることも恐れる事もなく...最後の一行、その六文字に痺れます。
2013/11/11
坂城 弥生
親友の死から人生が変わった女性の物語。
2023/03/28
momi
翻訳家から私立探偵になり親友の死の真相をつきとめていく…。最初、主人公の「弘美」のまわりで友人二人が、次から次へと殺人事件の被害者になってしまう設定に、柴田さんの独特の雰囲気が出ていてサスペンスドラマのようで面白かったのですが、私立探偵に転職してからが…話がバラバラした印象があって…可もなく不可もなしって感じに終わってしまいました…。
2013/09/13
ぶんこ
親しい人が殺されたら・・私も復習を考えてしまいそうです。 でも、翻訳の仕事を辞めて、探偵になるというのは理解不能。 家族の秘密、他人の秘密を知っても、いい事なんて何も無いと思うのですが。 普段から「知らない幸せ」信奉者なので、弘美さんの行動に共感出来ず、残念な読後感。
2014/04/12
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