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D列車でいこう (徳間文庫)

D列車でいこう (徳間文庫)

D列車でいこう (徳間文庫)

作家
阿川大樹
出版社
徳間書店
発売日
2010-07-02
ISBN
9784198931834
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D列車でいこう (徳間文庫) / 感想・レビュー

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みかん🍊

廃線が決定したローカル鉄道山花鉄道、偶然出会った銀行員と早期退職した元官僚そして美人で優秀な部下の銀行員、地元民ではない在京の三人が山花鉄道存続のために様々なアイディアを出し合って再建していくわくわくするお仕事小説、何もないただの田舎の鉄道、ひとを呼び戻すのではなくどうやって新たに人を呼び込むか、そんなに何もかも上手く行くわけはないと思いつつも前向きな三人の挑戦が気持ちいい。

2017/07/26

ちょこまーぶる

読後は幸せな気持ちがニヤニヤ顔に出てしまった一冊でした。何故かというと、鉄道好きにとって廃線間近のローカル線の再建に関わることは、夢のような話で読んでいて疑似体験ができたように思えてしまって、終始ニヤニヤ顔で読んでいたように思えます。でも、この本は単にお祭り騒ぎで再建話を展開していくのではなく、しっかりと再建に向けた戦略と経済的視点が描かれていて、とても勉強になりましたね(って再建に関われるわけではないのに・・・)。それから、再建3人組の持ち味とチームワークが如何なく発揮されていて素晴らしかったですね。

2019/07/19

相田うえお

★★★☆☆23055【D列車でいこう (阿川 大樹さん)k】廃線予定のローカル鉄道を部外者であるオジサン2名に若い女性1名の3人が再建会社を起こして立て直す的な話。その年間赤字額は一般的な見方をすれば小さいとも思われるのですが、これでもか!というほど経営努力をした結果の額であるため、黒字化はそんなに簡単ではありません。この3人の再建案がどれも凄いんですよ。わわー!うまく考えたなぁ〜。ま、実際にはそんなにトントン拍子にいかないでしょうけど、よくぞそんなアイデアが出来たものだと感心してしまいました。(^^)

2023/08/24

dr2006

この作品はビジネス書の軸を持ったエンタメ小説だと思う。もし、中途半端に小説味のビジネス書だったら出会わなかったし読まない(笑)全く縁もゆかりもない3人(MBAを持つ女性、元銀行の支店長、資産を持て余す元官僚)が、赤字で廃線が決定した田舎の鉄道会社を救う物語。彼らは志が高く、救済を定款に会社を立ち上げ、町に押しかける。紆余曲折の末にハッピーエンドというのが想像に難くないが、凄く先が気になり一気読みだった(汗)後で作者の作家業以外の経歴を知り、本作のプロットと経営的アイデアの抽斗に納得した。

2019/05/22

まろんぱぱ♪ 

「ただの田舎を脱してちょっとした田舎にしたい」無理な背伸びをせず、着実で真摯な仕事が夢を紡ぎ、夢を現実にする。ある意味でお仕事小説な大人の童話、だけれども、ちょっとしたリアルさがスパイスで心地よく、気分よく読了。大人が元気になれる話は、やはり面白い!銀行員時代の組織の話はちょっと身につまされましたが(笑)最後にヒロイン?に降りかかる災難は、ちょっと気分悪いけれども現実世界にはある話だしなあ、これも必要な描写か。最後は、年の差恋愛展開♪かと思いきや、やはり皆さん大人です。阿川先生の作品、読んでみようかな?

2017/11/30

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