幻の祭典 (徳間文庫)
幻の祭典 (徳間文庫) / 感想・レビュー
よっちゃん
逢坂氏のスペインを舞台にした作品の一つ。読み応えがあった。50余年の時を超えて物語が交錯する。かなりのページ数があるが長さを感じないほど読みやすかった。
2021/03/24
kanamori
☆☆☆★
2013/10/09
yearning for peace
バルセロナの人民オリンピックは、スペインの内戦と共に夢と消えたが、ベルリン大会を脱走した厩務員の立花と人民大会事務局員のアントニと妻・スザンナを巡る三人の物語が隠されていた。その物語を追って、広告会社の重堂、ギタリストの奈都子、制作会社の久留主、スザンナの子・アリーザと孫のマルセ、色男のジュアン、殺し屋サンデマン、サンデマンに復讐を誓うブルーノなど、現在と過去が重層的に交錯する大作。37章までは最高の展開を見せましたが、それ以降真実がちゃちだったのが残念。ただ複雑なスペイン内戦を分かりやすく語るのは秀逸。
2011/03/05
kuwagata
作者得意のスペインもの。物語が進んでいくうちに過去と現在がつながっていき、謎解きもきれいにゴールイン。
2010/10/11
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