読書会 (徳間文庫)
読書会 (徳間文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
題名の通りに、ある作家を取り上げてその作品いくつかについての闘論をしているような気がしました。司会と恩田陸さんと山田正紀さん、時にはゲストを交えてということで話が弾んでいます。半村良、アシモフ、ル・グィン、キングなど様々な作品が取り上げられていて私も再度読みたくなる本がありました。
2015/12/05
るぴん
山田正紀さんと恩田陸さん+編集者、書評家、ゲストで繰り広げられるブックトーク。まさに「読む読書会」。皆さん本当に色々な本を読んでいて、一冊の本の話から様々な本や作家の話に繋がり、読みたい本が増えるばかりだった(*^^*)スティーブン・キング作品の分析や萩尾望都の考察など、説得力があって面白かった。「自分だったらこう書く」と思いながら読むのは、さすがに作家さんだな〜♫第二弾が出たら、ぜひ読みたい☆
2014/11/11
JACK
◎ 決められた本を各自が読んで来て、それについて語り合う読書会。これを山田正紀と恩田陸という作家2人+ゲストでやったのが本書です。普通にあそこが面白い、素晴らしい、といった読者目線のコメントだけではなく、あれは先にプロットを全部考えて書いたのか、書きながら考えたのか、といった創作方法についてのコメント、自分だったらこう書く、といった書き手ならではのコメントが面白い。紹介された本を読みたくなる本です。「岬一郎の抵抗」「神狩り」「鋼鉄都市」「トーマの心臓」が気になります。
2010/10/24
そうたそ
★★★☆☆ 山田正紀・恩田陸といったベテラン作家二人が様々なSFやファンタジーの名作を取り上げ、その魅力を徹底的に語り尽くす一冊。その読書会の進行役も日下三蔵、牧眞司ら名だ書評家がつとめるのでデータ面での補填も完璧という豪華さ。様々な作品が取り上げられ、読みたい本が増える一方なのだが、特に半村良は数作しか読めてないので、もっと読み尽くさないとと思った次第。また作家だからこそ着目できる作品の魅力なども新鮮に思え、手に取って損はない一冊。
2020/02/25
緋莢
山田正紀、恩田陸、2人の作家が過去の名作を読み、その作品や作家について語る対談。司会は牧眞司、三村美衣、日下三蔵のいずれかがつとめ、補足等を的確に出しています。 たまにゲストとして笠井潔が登場する回や、恩田陸と萩尾望都が対談した回も収録されています。最近、SFへの興味が強いので、SF作品、作家を取り上げた回の多いこの本は、物凄く楽しめました。もっとも、読みたい本が増えた!という意味では、困った本なのですが(でも、積読本が増えるのが楽しいという思いもあります)(続く
2020/10/08
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