恋のかたち、愛のいろ (徳間文庫)
恋のかたち、愛のいろ (徳間文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
うわぁやらかした。シアトルの古本屋さんで手に入れたこちら。古いものだし好みの作家さんも多いし、読み始めてすぐに「あぁこのデジャヴ感」だったんだけど、やはり既読だった。まぁいいや。このアンソロに限っていえば、好きな作家の作品が必ずしも好みでないっていうことの再確認。そして、ヴァシィ章絵さんのがイチオシだったことも初読のときと同じ。ヴァシィさん、探さなきゃ(と初読の時にも思って実現せず)。
2024/04/24
ミカママ
お気に入り作家さん目当てで読み始めたアンソロジー。読み終わって気づいた、ヴァシィ章絵さんていう怪しい(失礼!)お名前の作家さん(もちろん初読み)、かなり好みじゃないですか?!アンソロジーの醍醐味ですな。うん、探してみよう♪♪
2017/03/27
じいじ
7人の女性作家が紡いだ恋物語は面白い。七色の虹のごとく、色とりどりの恋の行方が愉しめます。ヴァシィ章絵は初読み。しかも名前も知りませんでしたが、夫婦の機微を実にうまく描いています。何といってもイチオシは、原田マハです。結婚を間近にしたヒロイン、婚約者の息子を男で一つで育てた父親にも惹かれてしまう話。一見ウダツが上がらないミュージシャン、「オレにはカミさんは要らねい…」と亡き妻一筋の通称ブルースがカッコいい。登場人物のセリフの巧さには痺れます。恋愛小説好きには堪らないアンソロジー、お薦めです。
2017/02/23
りゅう☆
元彼との別れが2人の不運への転機だとしても私なら『ごめん。/唯川恵』って言わないかな。ひと夏の本気の恋に求めてるものが違った2人だけど離れないでほしいと願う『星月夜/小手鞠るい』。何股もかけるモテ男へのジョーク返しに同居人3人が行った報復にナイスを送りたい『苺が赤くなったら/畠中恵』。婚約者の父のサクソフォンになりたい、抱いてはいけない想いだけどキレイだと思えた『ブルースマンに花束を/原田マハ』。浮気夫の上司とは知らずの出会いで切なさありきも心の隙間が埋めれてよかった『号泣男と腹ペコ女/ヴァシィ章絵』。→
2018/07/29
まつこ
唯川さんの『ごめん。』はラストが衝撃でした。小手鞠さんの『星月夜』は抑えられない想いってこうだ!って見せられました。畠中さんの『苺が赤くなったら』はコメディ調で恋愛より友情派。原田さんの『ブルースマンに花束を』もヴァシィさんの『号泣男と腹ペコ女』は心を焦がす相手と先に出会えていたら変わっていたのか?切ないです。朝倉さんの『掛け星』は語り口が可愛いです。角田さんの『地上発、宇宙経由』の意味が分かったら上手いと思いました。それに語る人物が数名いるのですが、一人だけボヤけているのもまたいい味です。
2014/08/19
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