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藪枯らし純次 (徳間文庫)

藪枯らし純次 (徳間文庫)

藪枯らし純次 (徳間文庫)

作家
船戸与一
出版社
徳間書店
発売日
2011-03-04
ISBN
9784198933265
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藪枯らし純次 (徳間文庫) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

おもしろくないわけではない。ただ個人的には、物語の広がり方に物足りなさを感じたかな。奥行きはバッチリだけれども。 広島の山間部、鄙びた温泉村落・赤猿村に、藪枯らし純次が帰ってきた。母と姉を自殺で失い、村を離れた純次。復讐の為に舞い戻ったのかと怯える村人を後目に、純次は村おこしを宣言する… 単純な復讐談ではない。そして単純なキャラクターではない純次。物凄い魅力的な人物なのに、なんだか描かれ方が足りない。歴史的怨恨に引っ張られ過ぎて、純次が生きてこない。もったいない…。でもまぁ読み応えはあったかな。

2011/11/17

rk

久しぶりの船戸与一、テンポがよく違和感のない話、どの様な結末になるのか気になる展開、それぞれの場面での登場人物に無駄がなく(女の子だけは他の方法が有ったのではと感じる)宿の女将も楽しい。

2017/05/07

Pochi

久しぶりに船戸与一の小説を読んだ。いかにも船戸節の展開だった。本を置くことができない。まさにページターナーだ。うん、満足。

2014/10/23

べんてん。

相変わらずの読み応え、冒頭からぐいぐいと読まされていく。なんだろうねこの牽引力は。最後もっと派手な見せ場にしてほしかった気もなくはないが、ここまでどっしりと読ませてくれればOKという気になる。ああ、「山猫の夏」とか読み返したいなあ。

2012/09/20

st46max

比較的新しい作品だし、船戸氏の齢は70に近付いているが、実に元気だ。舞台設定が日本の錆びれ切った老人ばかりの温泉街なので、派手さは少し押さえ目ながら、いつも通りバタバタとやってくれました。相変わらず、食事のシーンは豊富だし、でかいハンバーグも喰っているし、多分、精神年齢は主人公達の30・40代なんだろうな。タイトルが「藪枯らし・・」と言うのも堪らん。

2011/04/19

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